私は遅刻魔だった 恥ずかしながら、遅刻魔だった。 学生の頃は「仙台時間」と言い訳しながら遅刻をし、その後長くいた会社も遅刻をする人の巣窟だったので、遅刻をすることを悪いこととも思っていなかった。 だって、忙しいんだもん その後、転職をし、世の中の多くの人は時間通りに動いていることに気がついた。 一応、私も遅刻をしないように、前日の用意を意識してみた。 飲み会のある日は仕事を前倒しで片付けて、予定の時間通りに会社を出られるように頑張った。 しかし、用意したつもりでも、朝になると足りないものがどんどん出てきた。 仕事も前倒しにしたつもりでも、どんどん湧いてきた。 いつも20分から30分は遅刻をしていた。 時間通りに行くことがどうしてもできなかった。 でも、内心では、「私、忙しいからしょうがないよね」と許していた。 口には出さなくても、忙しいことを自慢していたかもしれない。 忙しい人ほど遅刻をし