インターネットの利用をやめられない、いわゆる「ネット依存」が疑われる中学生と高校生がおよそ4人に1人に上るとする大学による調査結果がまとまりました。調査を行った専門家は「コロナ禍の休校期間中にネット依存の問題が深刻化した可能性が高く、早急な対策が必要だ」と指摘しています。 調査を行ったのは、兵庫県立大学の竹内和雄教授の研究室で、去年、東京や近畿地方など11都府県の小中学生や高校生を対象に学校などを通じて17万8000人余りから回答を得ました。 ネット依存の概念を提唱したアメリカの心理学者が作成したスクリーニングテストをもとに行われ、「やめようと思ってもうまくいかないことがたびたびある」や「使っている時間を短くしようとするとイライラする」など8つの質問を行い、5つ以上あてはまるかどうかを判定しました。 その結果、いわゆる「ネット依存」が疑われるのは、小学生で16.2%、中学生で24.1%、高