新党結成を目指して自民党を離党した鳩山邦夫元総務相は16日朝、東京都内の自宅前で記者団に対し、「単独行動に終わるか、強力な野党に成長できるか、すべてはこれからだ」と語った。15日に離党届を出した直後は新党結成に必要な国会議員5人の確保について「間違いない」と強気だったが、この日は一転して「単独行動で終わってしまうかもしれない」と弱音を漏らした。 鳩山氏が連携を呼びかける与謝野馨元財務相や舛添要一前厚生労働相は当面鳩山氏の動きを静観する構えで、党内にも同調する動きは広がっていない。与謝野氏は16日朝、自宅前で「何が起きているのかちょっと見てから考える」と記者団に語った。舛添氏も同朝、国会内で「(鳩山氏が)すぐ離党したのでびっくりした。私はあらゆる可能性にオープン。新党は手段であって、本末転倒になってはならない」と語った。舛添氏は15日夜に鳩山氏から電話で離党の報告を受けたが、新党への誘いは