The FreeBSD Projectについて話をするRobert N. M. Watson氏 – もっともアクティブなFreeBSDデベロッパのひとり 3月8日から12日にかけて、東京大学において*BSDに関する国際会議"Asia BSD Conference 2007"が開催された。本稿ではRobert N. M. Watson氏がThe FreeBSD Projectについて講演したプログラム「How the FreeBSD Project Works」を簡単に取り上げておく。 FreeBSDはISPプラットフォームから組み込みプラットフォームまで幅広く採用されているOSだ。ISPであればYahoo!、Verio、New York Internet、ISC、Demon、Pairが代表的存在だし、組み込みデバイスであればJuniper JunOS、Nokia IPSO、VXWorksで
Sun MicrosystemsによりSolaris 10の目玉として開発されたZFS、最近ではMac OS Xへの移植も進められるなど、Solaris以外のプラットフォームでも注目されることが増えている。 3月に開催された"Asia BSD Conference 2007"においてもZFSの話題が取り上げられた。もちろん、FreeBSDへの移植についてだ。説明してくれたのは実際に移植を行っているPawel Jakub Dawidek氏。 ZFSは現在、COMMON DEVELOPMENT AND DISTRIBUTION LICENSE(CDDL) Version 1.0のもとで公開されており、FreeBSDへ移植しやすいライセンスとなっている。ソースコードのポータビリティも高く、Solaris以外のOSへの移植も比較的行いやすい。 ZFSはFreeBSDで採用しているFFS+Soft
AsiaBSD Conference 2007 参加記録 NetBSD Meeting チェアは現JNUG会長のuebayashiさん。特に何も話題を考えていないとのことで、まずは自己紹介から 始まりました。 参加者の全体的な印象としては、 かなりの人は顔見知り同士 core developerもいる 某高級コンソールのOS開発者とか VAX持っている人とか そうじゃない人だけど仕事でNetBSD、という人も どうも重要な人が一部いないような? S田さんとかM浦さんとかM野さんとか... という感じでした。わかる人にしかわからない表現ですいません。 メモに残っているネタをざざっと書いてみます。 Xen Dom0 on NetBSDってどう? 普通に動きすぎて話題にあまりならない、というぐらいに安定してるようだ pkgsrcを別のOSで bootstrapができてから楽になった NetBSD
3月8日から12日にかけて、東京大学において開催された*BSDに関する国際会議「Asia BSD Conference 2007」。ここでは、FreeBSDをインフラストラクチャとして活用したHPCプラットフォームに関する研究発表「Reflections on Building a High Performance Computing Cluster Using FreeBSD」について、その模様をお届けしたい。 1008コアのハイパフォーマンス Brooks Davis氏 FreeBSDデベロッパのひとりであるBrooks David氏は、Aerospaceにおいて汎用目的の科学技術計算を目的としたクラスタリングシステムの構築運用を実施している。開発当初は8つのデュアルPentium IIIクラスタリングシステムだったが、現在ではIntel XeonとAMD Opteronが混在する大規
"Asia BSD Conference 2007"では、ファイルシステムに関する発表がいくつか見られた。ここでは、ユーザスペースファイルシステムである"puffs - Pass to Userspace Framework File System"に関してレポートしたい。 3年ほど前からファイルシステムをカーネルスペースのみではなく、ユーザスペースでその一部を動作させるファイルシステムが注目されるようになった。ユーザスペースファイルシステムと呼ばれるものである。 ファイルシステムの実装の一部をカーネルスペースからユーザスペースに持ってくることでファイルシステムの開発を容易に、ファイルシステムに問題が発生した場合にもユーザスペースのプログラムが終了するだけでシステムそのものには影響がないようにといった目的がある。 ネットワークベースのファイルシステム開発の動機が強まり、カーネルスペースに食
東京大学で開催された"Asia BSD Conference 2007"において、新しいファイルシステム"Bluffs"に関する発表が行われた。Bluffsは"BSD Logging Updated Fast File System"の略称。FFSに対してジャーナリングの機能を追加したファイルシステムである。発表を行ったのはBluffsの開発者でもあり、FreeBSDのアクティブデベロッパーのひとりでもあるStephan Uphoff氏。 ファイルシステムにおいてメタデータのコンシステンシを保つ方法はさまざまだ。FFSでもSoft Updatesを有効にしたFFSでもメタデータのコンシステンシを保つように実装されている。 FFSではコンシステンシが実現されているが、システムに障害が発生した場合にそのまま動作させることはできず、シングルユーザモードで起動してファイルシステム全体のコンシステン
写真1 FreeBSD developer summitカステラ – デベロッパの議論には糖分が欠かせない? 3月8日から12日にかけて、東京大学において*BSDに関する国際会議「Asia BSD Conference 2007」が開催された。9日はチュートリアルとデベロッパーサミット/スモールミーティング/ユーザグループによる会合が併設で実施されたが、本稿ではとくにFreeBSD developer summitのようすをかんたんにお届けしたい。 FreeBSD developer summitはBSDConや同様のイベントなどで併設開催される開発者会議。基本的には事前申告したFreeBSD committerのみの参加だが、同デベロッパによってインバイトされたデベロッパも参加できる。現状の実装の検討、新しい機能の提案、今後の設計と実装、デベロッパが関心を持っている事項、議題として検討し
ちょっと酔いがさめるまで、まともな感想を書くのは控えることにする。メモはしっかりとっておいたので、あとで書く。 それでもやはりOpenBSDの勢いが止まらない。すげーよ、あのひとたち。 もし、明日参加する人がいるなら、気軽に声をかけてください。って、どの人かわからないかもしれませんが。日本人同士で固まっていない変な人がそうです。つーか、関東近辺に住んでいて、BSDに興味があって、参加を見合わせた人は、相当損したと思います。 P3: Support for Radio Clocks in OpenBSD OpenBSDのGPSアプライアンスを製品化しているMarc氏による無線クロックの実装ネタ。かなりコアなお話でついていけませんでした。ただ、単にデバイスをサポートするだけの話と思っていた自分の無知さ加減はよーくわかりました。地味にすごいひとだ。 P5: An ISP Perspective
Marshall Kirk McKusick氏 8日から12日にかけ、東京大学において*BSDに関する国際会議「Asia BSD Conference 2007」が開催される。前半の8-9日はチュートリアルや開発者会議を中心としたスタイル、後半の10-11日は論文発表を中心としたスタイルとなる。アジアにおいて開催される*BSD国際会議としては台湾についで2回目、日本では初の開催となる。 初日の8日はチュートリアルが中心、Brooks Davis氏によるFreeBSDクラスタマシンの構築方法、Robert N M Watson氏によるFreeBSDセキュリティ機能に関する解説などが目玉となった。 本稿では、1日をかけて行われたMarshall Kirk McKusick氏のチュートリアル「An Introduction to the FreeBSD Open-Source Operating
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