出版社ごとの、文化というか、時間の流れかたについて。 原稿は忘れた頃にやってくる ずいぶん昔、所属医局で教科書を書くなんて話が持ち上がったときには、ずいぶんゆっくりとした流れだった。 企画書が回ってきて、分野ごとに担当執筆者が決められて、締め切りはたしか、3ヶ月ぐらい後だった。時間の流れかたは、締め切りが遠いとずいぶん速くて、「そのうち書こう」なんて思った原稿はそのままになって、最後の数週間、大いに慌てた。実際に「締め切り」が来て、原稿はもちろんそろわないから、それからまた、ずいぶん時間がたった。 原稿を書いたことすら忘れた頃、印刷物になった原稿が、手元に帰ってきた。みんなでそれに赤で訂正を入れて、たぶん訂正したのはそれっきりで、原稿は本になった。 今でも時々、上の先生がたが本を書く。やっぱり「忘れた」とか「忘れた頃に」なんて言葉は多くて、出版のペースは、そんなに変わっていないような気がす
自分のためにお金を使う人は減っている。将来への不安とか、不信みたいなものがある限り、この傾向は変わらないと思う。 少し前なら、自分のすごさを表現するために無理して高い車を買うとか、「あえてお金を使ってみせること」というのが、ある種のかっこよさにつながっていたけれど、そうしたリンクはもう切れている。 で、今は何となく、「か弱くてかわいい何か」に強者の財布を接続できた人が、上手な商売を行っている気がする。 トリンプのサイトにはおねだり の機能がついていて、商品を買う女性から、男性の側に、支払いをお願いすることができて、これが大成功しているらしい GREE というサイトのマスコットであるクリノッペがすごい らしい。自分自身の分身である「アバター」にお金を支払うことに抵抗がある人でも、加入すると勝手についてくるペットと遊ぶうちに、そっちにはお金を使ってしまうらしい ペットビジネスは、「弱さ」と「財
上司に当たる人から、「何か新しいものを作れ」と命じられた。夢の中で。 こんな夢を見た 夢の中で、自分たちのチームは、上司から「何か新しいものを作れ」と命じられていて、途方に暮れていた。会議で何かを決めようにも、そもそも「新しいもの」とは何なのか、あまりにも漠然とした課題に、みんな愚痴しかでなかった。 しばらくして、リーダーの人が、黒板みたいな場所に模造紙を貼って、やおら円グラフを書き出した。黒板に書けばいいと思うんだけれど、なぜだか紙を貼っていた。グラフにはゼロから24までの数字が並べられていた。それは要するに時計であって、リーダーは、24時間の自分の生活スケジュールを、そこに書き込んでいった。 0時から7時までは睡眠、8時までご飯、9時まで通勤、それから11時まで仕事、11時15分から12時半まで仕事、2時から5時まで仕事、家に帰って、ご飯があって、お風呂に入って、遊び時間があって、24
「退職引き止め」がリーマンショックを機に66%から54%に減少なんていう調査結果も報道される昨今。こんな時代ですから、転職せずにじっくりとひとつの仕事を継続できる環境が一番いいとは思うのです。が、しかし、止むも止まれぬ状況というのもあるでしょうし、振り返ってみて、その会社に残るのがベストな選択とはいえなかったというようなケースも当然でてくるでしょう。既に転職の渦中にある方、これからその可能性のある方、それぞれのケースに当てはめて、少しでもサポートになるかと思われるハックをまとめてみました。 STEP1: 決断期 ・「会社を辞めたい」その思いが止められないなら... ・「ジョブチェンジ」を成功に導く、勝ち組の思考法 ・良好な関係を保ちつつ円満退職するための8つのコツ ・独立やサイドビジネスに必要な6つの心構え&ツール さらに続きます。 STEP2: 就活期 ・就転職活動の反応比率は「5:1」
Tweet Check Category:[ つぶやき ] Tag:[ Twitter | えふしん | デジハリ | ネット | ペパボ | 夫婦活動 ] おそらくこのブログを見ている人はご存知の方も多いと思うのですが、私の夫・えふしんは、勤めていた会社を昨年末で退職し、独立しました。私も現在会社のオーナーなので、夫婦でそれぞれ別の屋号(社名)で独立したということになります。夫本人だけではなく、私にもたくさんのお祝いの言葉をいただき、本当にありがとうございます。 お祝いと同時に、みなさんからいただくFAQがあるんです。 えふしんが独立するとき、ふうりは反対しなかったのか? 夫婦で一緒の会社でやっていくということは考えなかったのか? 今回はそれに答える意味で、書いてみます。かなり長いです。7000字。 夫婦そろって長文ブロガーですみません。 私たちの出会い そこからかい!って感じですが、そ
ただ「できる」だけではない、多くの有能な人と最高レベルで競い合うことのできるスキルを磨くにはどうすればいいのでしょう? 一人の「天才」的な才能を生み出すのに必要な時間は、マルコム・グラッドウェルが Outliers で紹介したように、10000 時間と言われています。 しかしこれは必要条件であって、十分条件であるとは限りません。普通にチェスを 10000 時間実践していれば、たいていの選手よりは強くなれます。しかしあとになればなるほど時間あたりに得られる経験値は少なくなりますし、強くなればなるほど自分のレベルを高めてくれる相手を探すのが難しくなるので、グランドマスターになりたいのなら、さらに絞り込んだ訓練が必要になります。 ゲームでたとえるなら、「スライムばかり倒していてもレベルは上がらない」と言い換えられるでしょうか。 ただ秀でているというところから、本当に「天才」というレベルにまで人を
こんにちは、ブログ担当の坪田です。 今回は、先日公開したlivedoor Blogアプリを事例として、iPhoneアプリ公開までの流れと必要な情報について書きたいと思います。 ■iPhoneアプリを作るために用意するもの 1,Mac OSX 10.5.5以降を搭載したMac本体 iPhoneアプリはWindowsPCでは開発できません。 iPhoneを作るうえで必要なソフトウェアはAppleから無料で提供されています。 2,Appleのアカウント Apple storeから無料で取得できます。 URL:http://store.apple.com/jp 3,iPhone Developer Programへの登録とライセンスの購入 ライセンスは「スタンダード 10,800円」「エンタープライズ 33,800円」と2種類ありますが、自社向けの業務用アプリケーションを開発する場合でなければ、ス
■身近な話題に経済理論を使う もちろん東京大学を卒業しても社長にはなれます。問いを正確に言い換えるとすれば、「東大を含む有名大学を出ると社長になりにくい」とすべきでしょう。 ここでの「社長」とは出世のゴールとしてのサラリーマン社長ではなく、起業して成功したオーナー経営者を指しています。東大生を含む有名大学の学生は、相対的にさほど苦労なく大企業の正社員になることができる。ところが起業の際には、平均して恵まれている給料や待遇を捨てなくてはいけません。このとき捨てることになる給料や待遇を、経済学では「機会費用」といいます。東大生は起業のための機会費用が高い。すなわち社長になりにくいわけです。 経済学や経営学のロジックは為替や金融政策、企業経営だけでなく、身近な話題にも応用できるものです。たとえば、なぜ民主党と自民党の政策には大きな違いが生まれないのでしょうか。 仮に有権者をそれぞれの政治
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