EVENT|国内初! 古墳でプロジェクションマッピング 3月1日(土)、2日(日)、奈良・高松塚に四神が舞う 千年以上の歴史をもつ古墳で、話題の映像インスタレーション「プロジェクションマッピング」を体験──。そんな夢のような企画が、奈良・明日香村を舞台に繰り広げられている。 Photographs by Jamie GoodenoughText by TANAKA Junko (OPENERS) “幻”の朱雀、現代に蘇る 1972年、日本ではじめて極彩色(ごくさいしき)壁画が発見された。奈良・明日香村に位置する「高松塚古墳」。7世紀から8世紀はじめにかけて造られた二段式の円墳である。石室の天井には星宿(星座)、周囲の壁には、東西南北を司る四神(しじん)が描かれ、死者が永遠の眠りにつくための小宇宙を形成している。 国宝に指定されているこの壁画。鎌倉時代に盗掘を受けており、発見されたときには、