相変わらず繊細でひ弱で、いつも寝込んでいる一太郎。そんな彼のもとに持ち込まれる難事件。はたして一太郎は無事解決できるのか?表題作を含む5編を収録。「しゃばけ」シリーズ第7弾。 表題作「いっちばん」では、妖たちのオンパレード。それぞれてんでバラバラに若だんな一太郎を喜ばせようと画策するのだが、なかなかうまくいかない。事態はドタバタのままラストになだれ込み、気づいたらスリの事件も解決してきちっとまとまっていたという、実にうまい話の展開だった。妖たちと一太郎の信頼関係も、ほのぼのとしてとてもよかった。「餡子は甘いか」では、修行に出た栄吉がたっぷりと登場し、こちらも楽しめた。相変わらず菓子作りはへただが、菓子作りへの情熱はすごい。「がんばれ!」と声をかけたくなる。また、一太郎との友情もほほえましい。「いっぷく」では、過去のシリーズに登場した「冬吉」が再び登場して、ちょっと感動だった。そのほかの作品
2007年10月02日11:54 カテゴリ畠中恵江戸時代 つくもがみ貸します/畠中恵 つくもがみ貸します 著者:畠中 恵 販売元:角川書店 発売日:2007-09 おすすめ度: クチコミを見る 畠中恵の新刊です。 本屋に行ったら出てたので早速購入。 深川で古道具屋兼損料屋・出雲屋を営むお紅と清次の姉弟。 損料屋というのは、鍋・釜・布団にいたるまで いくらかの賃料で客に貸し出す商いのことである。 この出雲屋の古道具には、器物としてこの世に生まれてから 百年を経て「つくもがみ」という妖に化したものが多かった。 他所へ貸し出されては変な話を聞きこんで 噂話を繰り広げている。 今日も彼らはそんな噂話をしてお紅と清次を翻弄する! しゃばけのようにこのつくもがみ達は 直接的にお紅と清次とは交わりを持ちません。 人とは話をしないと決めているからです。 勝手に噂話をしてお紅と清次に聞かせ、 彼らから質問を
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