というわけで、今回はAfter Effectsで綺麗なグローをつくる方法を紹介したいと思います。これはあくまで私のやり方なので、他のやり方もあります。しかし、少なくとも標準の[グロー]エフェクトより、ずっとコントロールしやすい方法です。 私のグローをつくる方法は、簡単に言ってしまうと、「ボケ加減の異なるレイヤーをスクリーンか加算といったブレンドモードで重ねる」というだけです。レイヤー数は光の「芯」の部分のために1レイヤー、「グロー」の部分のために(場合により)3~6レイヤー程度使います。
VFXにおけるコンポジターの重要な仕事のひとつは、色の管理です。全てのレイヤーのカラーが馴染んでいるかチェックします。最も重要なのはブラックポイントのマッチングです。 ガンマや露出を上げ下げすると不自然な色のズレを発見しやすくなります。また、RGBチャンネルを個別でチェックし、カラーの数値が低すぎたり高すぎる部分がないか確認します。 もの「そのもの」が正しい色に見えるか、というのも重要なポイントです。例えば人物の肌が自然な色に見えるか、といったことなどです。 グリーンバック合成などではグリーンの色成分をキャンセルするため、オリジナルと異なる色に転んでしまう色があります。そのような色転びが問題にならないレベルにおさまっているかチェックします。 また、そもそも映画作品の中で合成カットだけ異なる色にならないように注意するのも大切です。そのカットが「前後カットに馴染んでいるか」いうのも重要なチェッ
皆さんこんにちは!皆さんは「バンディング」や「マッハバンド」ってご存じでしょうか?画像を扱うときにグラデーションの中に縞模様の段差が見えてしまう問題の呼び名です。CG業界やアニメ業界では、「マッハバンド」という呼び方に慣れている人も多いようです。私も、CG業界で働きはじめてしばらく経ったたころ、たぶん2006年前後だったんじゃないかと思いますが、先輩から「マッハバンド」という言葉を教わりました。しかしその... 初心者向けNuke入門。Nuke14あたり。キーボードショートカットはWindowsで記載。前回からの続きです。今回は、ブラーとデフォーカスをテーマにして解説していきます。内容:Blurノード / Defocusノード / Convolveノード / ZDefocusノード / Bokehノード / DirectionalBlur(by Tony Lyons) / iBlur(by
まず最初に、「グローとは何か?」という確認をしておきましょう。一般的に、光がにじんているグラデーション部分をグローと呼んでいます。つまり、グローをデザインするときには、「芯(コア)」と「グロー」の2つを考える必要があります。 2つの要素に分離して考えるのは、魅力的なグローを「デザイン」する第一歩です。なぜなら、芯とグロー部分を別々の色にしよう、という考え方ができるからです。たとえば、「芯は黄色にして、グロー部分はオレンジにしよう」というような発想ができるわけです。 そのほか、「芯のエッジはもっとシャープにしてみよう」「いや、もっとぼかしてみよう」ということを考えることができます。なんとなくグロー効果を加えるのではなく、はっきりとした狙いを持ってグローをデザインできるようになります。
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