“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
報道資料 2024年8月22日 NHK広報局 NHKラジオ国際放送での中国籍外部スタッフによる発言への対応について ○中国籍外部スタッフへの対応について NHKは、中国籍外部スタッフと業務委託契約を結んでいるNHKの関連団体を通じて 本人に厳重に抗議するとともに、21日付で本人との契約を解除しました。今後、損害賠償 請求を行うとともに、刑事告訴の検討を含め、厳正に対処します。 〇再発防止策について ラジオ国際放送の中国語ニュースについては、20日から事前に収録して放送していま す。ほかの言語についても今月中に事前収録にします。また、必要に応じて、AI音声の導 入を検討します。 今後、副会長をトップとする検討体制を作り、短期的な対応だけでなく、管理体制の強 化等、中期的な再発防止策を策定し、国際放送に関するガバナンスの強化を行い、信頼 回復に努めます。 ※8月19日のNHKの短波ラジオと衛星
7月7日に投票が行われた東京都知事選挙の結果です。現職の小池百合子氏が3回目の当選を果たしました。開票結果や投票率、NHKの出口調査など、過去最多の56人が立候補した都知事選についてまとめました。 現職の小池百合子氏が3回目の当選 東京都知事選挙の開票結果です。▼自民党、公明党、国民民主党都連、地域政党の都民ファーストの会が自主的に支援した現職の小池氏が、▼広島県安芸高田市の元市長、石丸伸二氏、▼立憲民主党、共産党、社民党が支援した元参議院議員の蓮舫氏らを抑えて、3回目の当選を果たしました。 ▽小池百合子 無所属・現 当選 291万8015票 ▽石丸伸二 無所属・新 165万8363票 ▽蓮舫 無所属・新 128万3262票 ▽田母神俊雄 無所属・新 26万7699票 ▽安野貴博 無所属・新 15万4638票 ▽内海聡 諸派・新 12万1715票 ▽ひまそらあかね 無所属・新 11万196
若い女性の減少率を分析した最新のデータが、衝撃を与えています。 2050年までに若年女性の人口が半数以下になる自治体は、全国744に上るとされ、そうした地域では人口が急減し、最終的に消滅する可能性があるという推計が4月に発表されたのです。 (「人口戦略会議」より) なぜ地方から女性が消えていくのか?地方を去った女性たちに本音を聞いてみると… 「そもそも働く場所がないんです」 「『女性は嫁としてもらわれて家庭を持ってやっと一人前になる』と言われた」 「国の“人口減少対策”では私たちの声が聞かれていない」 このテーマ、皆さんはどう考えますか?意見・感想や体験談をお寄せください。 (クローズアップ現代 取材班) 744自治体が“消滅可能性” 女性の流出が止まらない 民間の有識者グループ「人口戦略会議」が公開した分析結果です。全国744の自治体が「最終的には消滅する可能性がある」としています。 消
衆議院東京15区補欠選挙 東京15区の補欠選挙の開票結果です。立憲民主党の新人の酒井氏が、自民党が候補者の擁立を見送り、過去最多の9人の争いとなる中、日本維新の会や無所属の新人などほかの候補者を抑えて、初めての当選を果たしました。 衆議院 東京15区 補欠選挙 23時10分確定 当 酒井菜摘氏(立民・新)49476票。 須藤元気氏(無所属・新)29669票。 金澤結衣氏(維新・新)28461票。 飯山陽氏(諸派・新)24264票。 乙武洋匡氏(無所属・新)19655票。 吉川里奈氏(参政・新)8639票。 秋元司氏(無所属・元)8061票。 福永活也氏(諸派・新)1410票。 根本良輔氏(諸派・新)1110票。
うそのカウントダウンタイマーや、在庫が少ない、需要が高いなどの表示。 画像では、カウントダウンタイマーや「今だけ」の表示で焦らせて「今買わなければ」という気持ちに追い込んでいます。 今回私たちは、企業の間ではダークパターンがどのように認識されていて、どのような対策を取っているのか、現状を把握するために独自にアンケート調査を行いました。 調査は、武蔵野美術大学の長谷川敦士教授の監修のもとで行い、ダークパターンが使用されることの多い6つのジャンル(ネットショッピング、旅行予約サービス、飲食店予約サービス、動画配信サービス、音楽配信サービス、電子コミック配信サービス)について、利用者の多い5つのサービス、あわせて30のサービスを対象にしました(利用者数については、ニールセンとICT総研の調査を元にしています)。このうち、16のサービスの運営企業から回答がありました(回答率は53%)。 回答した企
鳥取県が誇る中国地方最高峰、大山。この山の読み方、もちろん「だいせん」ですよね。でも全国的には、同じ漢字でも「おおやま」と読まれる名前が多いそう。 「なぜ鳥取ではだいせんと読むのか」。調べてみると、大山の奥深い歴史が見えてきました。 (鳥取放送局 保田一成アナウンサー、鶴颯人カメラマン) 「なぜだいせん?」 大山町で聞いてみると…… 鳥取県大山町、大山の登山口にやってきました。 「なぜ大山と読むのか」疑問をさっそく登山客たちにリサーチ。 登山客にインタビューする保田アナ(右端) 「昔から”だいせん”と読み続けているので、何の違和感もないです」(岡山県 男性) 「千年万年の千年の”せん”かな」(兵庫県 女性) 「仙人の”せん”とか。このあたりは大山寺もあるし」(広島県 男性) 旅館を経営する男性 地元で旅館を営む男性にも話を聞きました。すると、こんな答えが。
吉田樹さん /福島大学経済経営学類准教授 地域公共交通の戦略的マネージメントを研究 マップを見るポイント: 隣接する町の状況も確認を! ―今回のバス路線減少マップはどんなデータを基に作成したものですか? 今回のマップは国土交通省のHPにある国土数値情報の「バスルートデータ」を基に作成したものです。青線のルートは最新発表(2022年度)の定期運行バス路線、赤線は2011年度から2022年度の間に廃止、もしくは予約型のデマンドバスのほか、自治体等が自家用車で輸送する、いわゆる白ナンバーのバスで運行される部分です。バス会社が定期運行する路線が減少したことが分かります。 ―赤線であってもデマンドバスや白ナンバーのバスが運行していれば問題はないのでは? 過去の例から、デマンドバスや白ナンバーのバスに切り替わった後、利便性が低下してしまうことが少なくありません。白ナンバーのバスは、費用を自治体が丸抱え
本誌全体を貫いているのは「世論」をめぐって現在生じている、或いは生じつつある「困難」という問題意識です。「世論」を測定する「世論調査」という手法が直面する困難や、複雑化する情報・メディア環境下での「世論形成」の困難、さらに「世論」が生まれる「社会」そのものが現在直面している諸課題について、さまざまな領域の研究者やメディア関係者が、幅広く論考を寄せています。「世論」の持つ課題と可能性について考えるきっかけとなる一冊です。 2016年2月22日発行
2月4日に行われた京都市長選挙は異例の展開となった。 告示の直前、ここ京都でも、有力とみられていた候補の1人に「政治とカネ」の問題が疑われる事態が直撃。党勢拡大を狙ってこの候補の推薦を決めていた日本維新の会が自主投票を余儀なくされ、構図が一変した。 有権者113万人を揺さぶった“古都の混迷”の結末は。 (京都市長選挙取材班) 35年ぶりの衝撃 去年11月、京都市内で開かれた村山祥栄の立候補会見。 会場は高揚感に包まれていた。 村山の両脇には、推薦を決めた日本維新の会代表の馬場伸幸と、当時の国民民主党京都府連会長の前原誠司の姿があった。 「民主主義には選択肢が必要だ」 前原は、そう高らかに宣言した。 京都市長選で、繰り返されてきた「非共産対共産」の構図が35年ぶりに崩れた瞬間だった。 京都では、1950年から7期28年にわたり、共産党が中心となって支える革新系の知事が府政を担うなど、共産党が
川口市にいるクルド人の多くは、中東・トルコの出身です。分離独立を求めるクルド人組織とトルコ政府との対立が激しくなった1990年代から「母国では迫害される」などと訴えて、日本にも難民としての保護を求めて来る人が増えました。 およそ15年で、日本で難民申請したトルコ国籍の人は9700人以上(法務省資料から一橋大学 橋本直子准教授算出)。その多くがクルド人とみられていますが、認定されたのは1人です。 現行の法律では、難民申請が認められず、退去が確定した外国人は、原則として退去まで、施設に収容されることになっています。 しかし近年、新型コロナの感染対策として収容所の密をさけるためや、人道的な観点から、施設の外で生活する「仮放免」の人たちが増加しているのです。 支援団体によると、難民申請を行うクルド人の多くは観光ビザで日本に入国。川口市周辺で暮らす知人などのつてを頼って、集まってくるといいます。 国
ですから一生分ニュースに出たなと思って、それでテレビは(もういい)と。ただ本当のことを言いますと、作家になる時にですね、テレビの世界で、民放でならした竹村健一さん[2]からアドバイスをもらったんです。 「佐藤さん、テレビに出ないほうがいい。実は私は、テレビと書籍の両方をやろうと思ったんだけど、結局できなかった。テレビという媒体は非常に重要な資質があって、毎回ゼロからスタートする。前回に何を話したか、何を放送したかということにとらわれずに、毎回ゼロから視聴者に向かっていく。これはやはり特別の才能(が必要)で、これは、積み重ねで書いていく作家の仕事とぶつかっちゃうんだ」と。 それからあと、「作家になりたての頃はテレビからいろいろな声が来るんだけども、テレビの消費に耐えられる人というのは、自分が見ている中でも100人に1人、いや、1000人に1人かもしれない」と。 「だから作家としてきちんと立っ
東日本大震災の発生直後に、凄惨な被害を撮影したNHK仙台の報道ヘリ。搭乗した鉾井カメラマンと小嶋カメラマンの体験を、3月に「取材ノート」に掲載したところ、多くのメッセージをいただきました。 ネットでは報道ヘリについて厳しい意見を目にすることもあり、正直、記事を書く前は賛否が分かれると思っていました。しかし報道ヘリの役割について考えるきっかけになったというコメントが多く寄せられ、撮影した2人に届けさせていただきました。コメントを送っていただいた方、記事を読んでいただいた方に、改めて感謝申し上げます。 さて、記事にはたくさんの質問も寄せられました。 「報道ヘリって救助の妨げになっているのでは?」 「救助を求めている人の様子をテレビで伝えて、それで終わりなの?」 「NHKの報道ヘリ態勢ってどうなっているの?」 確かに、災害報道の際「報道のヘリの音で、現場で救助を求める人の声が聞こえなくなるのでは
(報道資料) 2023年12月1日 NHK広報局 取材に関する情報の流出について NHKの記者が、先月、取材したインタビューの内容メモなどが、インターネット上に 流出したことが分かりました。この内容メモに接することができる人物の中から流出さ せた者の特定を進めた結果、NHKの子会社が契約している派遣スタッフが、きょう、 自分が流出させたと認めました。この派遣スタッフは、「大変なことをしてしまい、申し 訳ありません」と話しています。 NHKは、インタビューに協力していただいた方に、お詫びいたしました。 (NHKコメント) 「取材に関わる情報が外部に流出したことは、取材対象者との信頼関係を損なうだ けでなく、NHKに対する視聴者の皆さまからの信頼を損なう、あってはならないこと で、深くお詫び申し上げます。事実関係をさらに調査したうえで、厳正に対処してまい ります。また、管理体制を強化するなど再
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