2010年03月01日 学歴による死亡率格差、40年間で拡大。 1960、70、80、90年に45−64歳だったノルウェーの国民全員2,140,483人をそれぞれ10年間ずつ追跡したところ、高学齢群に対する低学歴群の総死亡率は、男性が60年代の1.33倍から90年代の2.24倍に、女性が1.52倍から2.19倍へと拡大した。論文はBritish Medical Journal電子版に2010年2月23日掲載された。 対象者を、教育期間が0−9年の低学歴群、10−12年の中学歴群、13年以上の高学歴群の3グループに分けた。1960年に45−64歳だった全国民を10年間追跡し、1970年に45−64歳だった全国民を10年間追跡しというように、4つの集団を10年間追跡して、学歴による総死亡率の格差の変化を調べた。死亡数の合計は359,547人だった。 格差の拡大に寄与した死因は、男性では心血