化学メーカーのクラレが毎年調べている「新小学1年生が将来就きたい職業」で、「会社員」が初めて男の子の20位圏外に落ちた。同社は「目立つ職業に人気が集まっており、勤め人のお父さん、お母さんには少し寂しい結果だろう」。1位は男の子が「スポーツ選手」、女の子が「ケーキ屋・パン屋」でともに17年連続だった。 同社の人工皮革「クラリーノ」を使ったランドセルを買った新1年生4千人とその親の回答をまとめ、20位までを発表した。男の子で1999年の調査開始以来20位以内だった「会社員」は24位(0・7%)だった。女の子では「警察官」が初めてトップ10に入った。 保護者が「就かせたい職業」は、男の子は「公務員」、女の子は「看護師」で昨年と同じ。女の子で「研究者」が18位(1・1%)となり初めてランクインした。同社は「第一線で活躍するリケジョ(理系職の女性)をアピールする企業が増えた影響ではないか」として