【ソウル大貫智子】親友の国政介入事件に関連して収賄罪などに問われている韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が16日、ソウル中央地裁で開かれた公判で、勾留期間が6カ月延長されたことについて「受け入れがたい」と反発した。また、弁護人全員が地裁への抗議の意味で辞意を表明したと明らかにした。朴被告が公判で一連の事件について詳しく自身の見解を述べたのは、今年5月の初公判以来初めて。 朴被告は「一人に対する信頼が想像もできない裏切りとして戻ってきた。このことですべての名誉と人生を失った」と述べ、長年の親友だった崔順実(チェ・スンシル)被告を間接的に非難したうえで、改めて無罪を主張。勾留延長決定に「弁護人はもちろん私も無力感を感じざるを得ない」とし、「政治的外圧や世論の圧力を受けても、憲法と良心に従った裁判を行うだろうという裁判所に対する信頼はこれ以上意味がないという結論に至っ…