日本人姉妹の親族とされる中国人48人が入国直後に、大阪市に生活保護を大量申請した問題をめぐり、市が生活保護の打ち切りを決めた判断について、大阪府の橋下徹知事は23日「すばらしい。見事」と市の対応を高く評価した。 大阪市役所に対しては、これまで「税金をむさぼるシロアリ」などと厳しく批判してきたが、この日は、「いろいろと批判したが、働きアリだ」と手放しで称賛。「市役所の調査で問題を発覚させたうえ、画一的な対応を取ろうとした国との戦い方もすばらしかった」と語った。 生活保護の大量申請は、6月下旬に市の調査で表面化。当初は「在留資格があれば生活保護を適用せざるをえない」としていたが、厚生労働省への申し入れなどを行ったうえで、市は22日、生活保護目的入国の疑いがあるとし、支給の打ち切りを決めた。