【動画】グレート・バリア・リーフ北部のアオウミガメ調査。海水温の上昇でウミガメがメス化している。(字幕は英語です) オーストラリア北東部のグレート・バリア・リーフは、太平洋で最大かつ最も重要なアオウミガメの繁殖地だ。ウミガメはこの餌場で海藻を食べて何年も過ごし、成長すると繁殖地まで泳いで行って、交尾し産卵する。そのうちの、どれがメスでどれがオスなのだろうか。それを調べた驚くべき研究結果が、1月8日付の生物学専門誌「Current Biology」に発表された。(参考記事:「壊れゆくサンゴの王国グレート・バリア・リーフ」) ウミガメの性別を見た目で判断するのは難しい。そこで研究者が考えついたのは、ボートに乗って泳ぐウミガメを追いかけ、海に飛び込んで甲羅をつかまえるという作戦だ。そしてそのままウミガメをやさしく浜へと誘導する。陸に上がってから、DNAと血液サンプルを採取し、さらに腹腔鏡を使って