民主党代表選をめぐる世論調査では、新聞やテレビで菅直人首相が圧倒的に優勢なのに、投票方式のインターネット上のウェブサイトによる調査では小沢一郎前幹事長が上回るという逆転現象が珍しくない。小沢氏は「新聞、テレビの調査と正反対の調査がいっぱいある」と強調、後者を重視する姿勢だ。この違いの背景を検証した。 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の8月末の調査で、どちらが首相にふさわしいか聞いたところ、首相が60・1%で小沢氏の16・4%を大きく上回った。他の報道機関の調査でも、小沢氏は首相に大きく引き離されている。 一方、ウェブサイトでの調査では小沢氏の支持率が高い傾向がある。1日から投票を開始した「YAHOO!JAPAN」では9日午後3時の累計で、小沢氏が59%、首相28%で約2倍の差がついた。8月26日から続けている「Infoseek楽天」では、小沢氏の93%に対し、首相はわずか6%