2018年2月6日(火)に打ち上げに成功したSpaceXの「Falcon Heavy」は3基のブースターを使って、地球の重力圏を脱出する推力を得ていますが、1基のブースターには9基の小型エンジンを搭載しています。つまり、計27基のエンジンを正しくコントロールして、打ち上げを成功させていました。過去の歴史をさかのぼってみても、「Falcon Heavy」以外に10基以上のエンジンを搭載したロケットの打ち上げが成功したことはなく、前人未到の記録であることがわかります。なぜ、「Falcon Heavy」が複雑な設計方針を採用したのか、その理由について、SpaceXのCEOであるイーロン・マスク氏が語っています。 Musk explains why SpaceX prefers clusters of small engines | Ars Technica https://arstechnica