GPGPUは、GPUを使ってグラフィックス処理以外の汎用演算を行わせるアイディアだ。しかし、そのGPUをプログラムするプログラミング言語はグラフィックス処理に特化した設計になっている。これは当たり前のことだ。しかし、GPGPUの実現にこうしたグラフィックス用のプログラミング言語を用いるのでは、グラフィックス処理系への理解とGPUの仕組みについての理解が不可欠となり、結果としてGPGPUはグラフィックスプログラマだけのものになってしまう。 こんな状況を打開すべく、最近ではGPGPU向けのプログラミング言語が登場し始めてきたのだ。NVIDIAのIan Buck氏は、そうしたGPGPU向けのプログラミング言語についての紹介を行った。 かつてGPUのプログラマブルシェーダのプログラミングにはアセンブリ言語が用いられ、実装するシェーダのアルゴリズムの設計よりもその実装に労力が割かれた。GPGPUでは
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