昨年10月、報道でiOSの脆弱性(セキュリティホール)によって、iPhoneがユーザの意図と関係なく繰り返し911(アメリカの110番、緊急通報用電話番号)に電話をかけてしまうという情報があった。 当時の報道では、大量の電話が911コールセンターに集中し、1つの911コールセンターが一時サービスが麻痺してしまう程で、またもう2つの911もリスクを抱えたままだったという。そしてこの問題に対して調査が進み、現在はこの事件が思ったより更に深刻であることが判明した。 iOSの脆弱性で1つの端末から11万回以上の自動緊急通報が可能に アメリカの911コールセンター もともと当時短期的に発生した緊急通報コールは数百件に過ぎなかったが、調査の段階において、とあるWebリンクを使うことでiOSの脆弱性を突き、なんと117,502回もタップさせることができることがわかった。そして毎回のタップのたびに911に