今回は「LINE」「comm」「Skype」「Viber」「KAKAO TALK](カカオトーク)の各無料通話の遅延時間を測定します。測定に使用する機器は筆者が所属するGLEAN Corporationの「VoicePinger」を使用します(関連記事)。測定対象や測定環境、測定の仕組みについては第1回を参照して下さい。今回は、1度の測定で10回(おおよそ1秒間隔で1回)測定を1セットとし、これを各サービスごと、回線種別ごとに10セット実施しました。 各サービスは、いずれも音質を高めるために端末種別に応じた調整をしています。今回の測定では、利用者数が多いと思われるiPhoneを測定端末として使用します。 遅延時間測定――Wi-Fi接続時 Wi-Fi接続時の遅延測定結果は表1の通りとなりました。 表1●遅延時間測定結果(Wi-Fi)。測定結果の単位はミリ秒、発信側端末はiPhone 5(KD
今回は、通話の手順を決める「呼制御プロトコル」と、音声品質を保つための技術「QoS」について解説する。 連載インデックス IP電話とユニファイドコミュニケーションの密なる関係 企業で使うならどっち? IP電話端末とソフトフォン スマートデバイスで再注目の「無線LAN+IP電話」内線システム キーワード解説(1) 呼制御プロトコル 呼制御プロトコルとは、電話をかけたり通話の終了後に電話を切ったりといったIP電話端末の制御や、IP-PBX間の接続をするためのプロトコル(通信規約)である。一般的には、SIP(Session Initiation Protocol)やH.323が使用される。さらに、ゲートウェイを制御するプロトコルとしてMGCP(Media Gateway Control Protocol)が使われる場合もある。 また、音声をIP化する場合には、符号化方式としてG.711・G.72
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