この話題をアゴラで取り上げるのはもういいかなと思っていましたが、今日の日経(7面)にもまた関連記事が出ましたし、5月1日付の週刊ダイアモンドには、「通信業界の改革を押し戻すSIMロック旧守派の弱点」という記事が掲載されていて、私を「旧守派の急先鋒」と呼んでいるので、遅ればせながら、これにも一応反論はしておかなければと考えました。 既に何度も申し上げているように、通信事業者が、端末、コンテンツ、ネットワークの「三位一体」の「要」となり、ワンストップショッピング、ワンストップサポートのメリットを実現している「日本の携帯のエコシステム」は、歪んでいるどころか、極めて合理的、且つ先進的なものであり、欧米の通信業者にも「一つの模範」と考えられているものです。 欧米でも、携帯端末の高機能、高価格化が進むとともに、日本型の「通信事業者による特別値引き」が不可欠のものと見做されるに至っており、これを可能に