Published 2024/12/18 13:45 (JST) Updated 2024/12/18 14:03 (JST) 群馬県の草津町長からわいせつ行為を受けたと、うその告訴をしたとして、虚偽告訴などの罪に問われた元草津町議新井祥子被告(55)は18日、前橋地裁の初公判で虚偽告訴の罪は起訴内容を認め、名誉毀損の罪は無罪と主張した。
Published 2024/07/16 17:32 (JST) Updated 2024/07/16 17:44 (JST) 盗撮を禁じる性的姿態撮影処罰法の施行1年に合わせ、航空会社労組でつくる航空連合が客室乗務員に過去1年以内の盗撮、無断撮影の被害について尋ねたところ、5割が「ある」「あると思う」と答えたことが16日分かった。一方、乗客への盗撮防止に向けた啓発活動は46%が「抑止効果をあまり感じない」と回答。航空連合は「関係機関への働きかけを強化していく」とした。 盗撮全体の摘発件数が増える一方、高速で飛行する機内は場所の特定が困難で、迷惑防止条例違反での摘発が難しかったという。処罰法は一律で規制されるため、航空業界から抑止につながると期待する声があった。アンケートでは、盗撮被害が減ったとのコメントが多く寄せられたという。 アンケートは今年6月24日~7月15日、インターネットで航空
Published 2024/07/17 10:00 (JST) Updated 2024/08/05 14:40 (JST) 「裏金事件の責任をとっていない」として岸田文雄首相に逆風が吹いている。ただ、首相にとってのけじめは事件発覚直後に決断した自民党宏池会(岸田派)の解散方針だった。5人の首相を輩出した「名門派閥」は近く67年の歴史に幕を閉じる。誰より派閥に愛着があった岸田首相が宏池会解散をなぜ決断したのか。経過をたどると、最高権力者の矜恃とその代償が浮かんだ。(共同通信裏金問題取材班=村山卓也) ▽「岸田政権のせいでこんな目に遭っている」 東京地検特捜部の捜査がヤマ場を迎えていた昨年末、首相は周囲にぼやいた。「『なんで岸田政権は捜査をつぶしてくれないのか。けしからん』と、そんなことを言ってくるやつもいるんだよ」 裏金事件は政権を揺るがし、この時期に首相は安倍派の要職一掃に踏み切った。
Published 2024/06/05 17:16 (JST) Updated 2024/06/05 17:33 (JST) サウナ、水風呂、外気浴を繰り返し、「ととのう」と表現される爽快感などが漫画やドラマをきっかけに注目されたことで、サウナ施設が広がりを見せている。その一方で事故情報も増加傾向にあるとして、消費者庁は5日、「ルールを守り、体調に合わせて無理なく安全に利用してほしい」と注意を呼びかけた。 消費者庁によると、法律で定める公衆浴場の営業許可を受けた私営サウナ風呂は、2013年度の1686件から20年度に1365件まで減ったが、ブーム到来で22年度は1563件に増えた。 10年4月以降で関連する事故情報は78件寄せられ、計82人がやけどなどのけが。
Published 2024/04/23 22:37 (JST) Updated 2024/04/24 15:12 (JST) 新型コロナウイルスのワクチンに関するツイッター(現X)での書き込みについて、医師でミステリー作家の知念実希人氏から「デマ」と投稿され名誉を毀損されたとして、元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏が550万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は23日、2件の投稿が青山氏の社会的評価を低下させたと認め、110万円の賠償と削除を命じた。 青山氏は2021年6月、ワクチン接種と不妊との関連性を否定するような政府の見解に対し、「『中長期的リスクは全く不明』が正しい」などとツイッターに書き込んだ。これに対し、知念氏は「デマだ」と投稿した。 下山久美子裁判官は青山氏の書き込みは「ワクチンのリスクは不明との立場を繰り返し表明しているだけで、ワクチンで不妊になるとの見解を述べてい
【キーウ共同】ローマ教皇フランシスコは9日公開のスイスメディアのインタビューで、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し「白旗を揚げて交渉する」ように呼びかけ、戦闘の外交的な解決を訴えた。 「白旗」は一般的に降伏を示すときに用いられる。バチカン公式メディアによると、教皇庁のマッテオ・ブルーニ報道官は声明で、教皇は「敵対行為の停止や勇気ある交渉で達成された停戦を示す」ために使ったと説明し、ウクライナに降伏を呼びかける趣旨ではなかったと釈明した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は全領土奪還を目指しており、停戦交渉を否定。教皇はインタビューで「国民のことを考えて、白旗を揚げる勇気を持って交渉する人が強い」と指摘。パレスチナ自治区ガザ情勢にも触れ「交渉は降伏ではない」とも述べた。 トルコなど仲介役の力を借りることができるとし「事態がさらに悪化する前に交渉するのは恥ではない」と強調。自身が仲介役を担うこ
インターネットを通じて情報が手軽に得られるようになった一方で、根拠に乏しい「陰謀論」も拡散し、人々に影響を与えている。その一つである「ディープステート」は、奥深くにある(DEEP)国家(STATE)が政府をひそかに操っているとの考え方だ。その存在を語る人々の中には、「あの人も?」と驚くような政治家、著名人もいる。 一人一人に会い、話を聞いてみると、誰もが熱心に自説を展開する。世の中で起きていることの背後には、何者かのたくらみがある――。ネット情報に依拠し、荒唐無稽とも言える主張に、なぜ染まってしまったのだろうか。(敬称略、共同通信=佐藤大介) ▽「覚せい」した元総務相 東京・永田町の議員会館。立憲民主党の衆院議員で元総務相の原口一博は、硬い表情で振り返った。 「その存在を認識するようになったのは2002年のこと。日米地位協定の改定案を議論していたら、米中央情報局(CIA)の日本担当を名乗る
Published 2023/12/05 12:02 (JST) Updated 2023/12/05 12:27 (JST) 東京都新宿区の路上で、運転するタクシーでハト1羽をひいて殺したとして、警視庁新宿署は5日までに、鳥獣保護法違反の疑いで、東京都中野区のタクシー運転手小沢敦史容疑者(50)を逮捕した。署によると、容疑を認めており「道路は人間のもので避けるのはハトの方だ」と供述している。 逮捕容疑は11月13日、新宿区西新宿1丁目の路上で、カワラバト1羽をひいて殺した疑い。 署によると、小沢容疑者は、停止線の先頭で信号待ちをしていた際、青信号に変わって急発進し、前方の直線道路上にいた数羽のハトに突っ込んだという。当時客は乗せていなかった。 近くにいた通行人の女性が110番した。
Published 2023/09/03 21:40 (JST) Updated 2023/09/04 10:20 (JST) 「麗しいオアシスがアスファルト・ジャングルに変わっちゃうの?」。サザンオールスターズが3日、東京・明治神宮外苑の再開発事業に対する懸念を訴えた新曲「Relay~杜の詩」の歌詞を公式サイトに掲載した。 再開発を巡っては、音楽家の坂本龍一さんが今年3月に死去する直前まで、小池百合子東京都知事に手紙を送るなどして反対を表明していた。作詞作曲したサザンの桑田佳祐さん(67)は、2日深夜放送のラジオ番組で「坂本さんから、いろいろ提示していただいた。その一つとして受け止めて作った」と説明した。 同番組で桑田さんは、外苑近くのスタジオで40年以上音楽を作った「ふるさとのような場所」とし「何か非常にもったいない気がするなと思って歌詞にした」と話した。 歌詞は「誰かが悲嘆いていた
「理性やバランス保ち争い回避を」防衛に矛盾抱える日本は「非常に危険な状態」 日本で育ったロシア人タレントの小原ブラスさん【被爆78年の悲願】 5歳の時に来日したロシア人タレントの小原ブラスさん(31)は昨年2月にロシアがウクライナに侵攻した直後から、テレビの情報番組やユーチューブで発信を続けてきた。 ロシアのプーチン大統領が今やっていることには全て反対、ウクライナ侵攻はすぐにやめるべきだ。この世界から争いをなくすために重要なのは、きれいごとではなく、微妙なバランスや理性を保つことだと訴える。(共同通信=益子真之介) ▽毎日死者が出ているのに、風化しようとしている 平和って何だろうかと考えると、いつもどこかで紛争や食料危機があり、世界中が平和だったことは一度もなかった。その中で、これまでにないほど近くに戦争を感じられたというのが今回のウクライナ侵攻だと思う。 自分たちにとっての平和を振りかざ
Published 2023/07/15 18:51 (JST) Updated 2023/07/16 09:18 (JST) ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年に87歳で死去)による性加害問題で、俳優の服部吉次さん(78)と友人の松崎基泰さん(79)が15日、東京都内で一部メディアの取材に応じ、小学生だった約70年前、服部家と親交があった喜多川氏から2人が性加害を繰り返し受けたと証言した。 吉次さんは「東京ブギウギ」や「青い山脈」など数々の名曲で知られ、戦後歌謡界を代表する作曲家、服部良一の次男。 吉次さんは小学2年の頃、自宅に宿泊した喜多川氏から被害を受け、その後約2年半の間、数十回続いたと証言した。姉に一度話した以外、家族へは明かせなかったという。服部家に遊びに行っていた松崎さんも7、8歳頃から1年半ほど、車中などで性被害が続いたと明かし「非常にショックで、恐怖しかな
政府統計などを用いて47都道府県それぞれの男女のジェンダー平等ぶりを可視化する「都道府県版ジェンダーギャップ指数」。上智大の三浦まり教授(政治学)らが2022年から算出し、行政分野の1位は、2年連続で鳥取県だった。意外に思う人もいるかもしれない。大都市ではなく、なぜ鳥取なのか。実は、鳥取県庁のジェンダー平等の取り組みは、約30年もの歴史がある。その立役者は、改革派として知られた元知事の片山善博さんだ。 知事になる以前の1990年代に旧自治省(現総務省)から出向し、県の総務部長を務めた。当時から「女性にお茶くみだけをさせない」と、庶務に偏っていた女性職員の配置を全面的に見直していた。さらに、ペーパーレス化などを通じて業務負担を減らし、結果的に、男女ともに働きやすい職場作りが進んだ。デジタル化の先駆けとも言える。当時の経緯を振り返った昨年12月のシンポジウムでの発言をひもとくと、示唆に富む内容
Published 2023/04/12 21:19 (JST) Updated 2023/04/13 23:45 (JST) ジャニーズ事務所が共同通信の取材に対して出したコメントの全文は次の通り。 弊社としましては、2019年の前代表の死去に伴う経営陣の変更を踏まえ、時代や新しい環境に即した、社会から信頼いただける透明性の高い組織体制および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました。 本年1月に発表させていただいておりますが、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です。
ミスアース東北大会後に開かれたアフターパーティーの様子=2021年7月、福島県(写真を一部加工しています) 毎年90カ国以上が参加する、世界規模のミスコンテストの一つ「ミス・アース」。大会の目的として、美しさに加えて「地球環境保護の促進」を掲げており、国連機関もパートナーシップとして掲載されている。その趣旨に興味を持ったすみれさん(仮名)は、数年前に国内予選の一つ、東北大会に出場した。大会前に環境保護やSDGsなどを専門家に学ぶ機会もあり、「挑戦して良かった」と感じた。ところが、大会直後にその思いは裏切られる。全員参加のパーティーで出場者の女性たちはドレス姿のまま男性審査員たちの隣に座らされ、酒の相手をさせられることに。中にはセクハラを疑われる態度を取った男性もいたという。大量のフードロスを出す場面もあり、激しく幻滅。さらに取材を進めた結果、パートナーシップの一つとされた国連は「パートナー
Published 2022/12/16 10:26 (JST) Updated 2022/12/17 07:26 (JST) 【ワシントン共同】トランプ前米大統領は15日、自分が宇宙飛行士などに扮したトレーディングカード(トレカ)を発売すると自ら創設した交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で発表した。事前に「重大発表がある」と期待を持たせていたが、結果が金もうけの人寄せだったと分かり、冷めた見方も広がった。 トレカは、複製などを防ぐ非代替性トークン(NFT)の技術を活用したデジタル版。スーパーヒーロー風などさまざまあり、1枚99ドル(約1万3600円)で、45枚買うと一緒に食事ができるとうたう。トランプ氏は「すごいクリスマスプレゼントだ。急げ」と購入をあおっている。
Published 2022/11/18 21:17 (JST) Updated 2022/11/19 19:10 (JST) 森喜朗元首相は18日夜、東京都内で開かれた日本維新の会の鈴木宗男参院議員のパーティーであいさつし、ウクライナのゼレンスキー大統領を批判した。「ロシアのプーチン大統領だけが批判され、ゼレンスキー氏は全く何も叱られないのは、どういうことか。ゼレンスキー氏は、多くのウクライナの人たちを苦しめている」と発言した。 ロシアのウクライナ侵攻に関する報道に関しても「日本のマスコミは一方に偏る。西側の報道に動かされてしまっている。欧州や米国の報道のみを使っている感じがしてならない」と指摘した。 ロシアに厳しい姿勢の岸田文雄首相も「米国一辺倒になってしまった」とした。
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