熊本地震からの復興祈願を掲げた「やつしろ全国花火競技大会」が15日、熊本県八代市であった。西原村や御船(みふね)町などの被災地からも約200人が招かれ、打ち上げられた1万4千発の大輪に見入った。 この日は大会史上最大となる幅400メートルの花火のほか、全国の花火業者が被災地への思いを込めて「虹の架け橋」「東北秋田から熊本復興の花」などと名付けた花火も打ち上げられた。 西原村の自宅が半壊し、車中泊したという介護職員の白根恵子さん(57)は、小雨が降る中、娘の弥生さん(10)と観覧。「地震があったので今年初めて見る花火。心身ともに癒やされた」と喜んだ。(村上伸一)