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死に関するunnmoのブックマーク (8)

  • 母の〈死〉のこと

    先日、母が死んだ。 母の死はドラマチックなものではなかった。 かねてより抱えていた、もはや母の一部になったかのように思っていた持病がゆっくりと悪化し、そして死んだ。 その死に際は、なんというか見事なものだったと思う。 母の死の瞬間の姿は、少なくとも外見上は、何かが失われたり、崩壊した結果などでは無いように見えたのだ。 低空飛行を続けた水鳥が、鏡のような湖面に最小限の水しぶきを上げて、ようやく着水する姿のようだった。 ベッド脇でやや芝居がかったように母の名を呼ぶ父の背中を眺めながら、私は内心「お見事」と唸っていた。 無神論者で無宗教者だった母の遺体は、生前の取り決め通り、葬式などはせずすぐに世話になった大学病院に献体した(献体は鮮度が大事だから、と生前母が力説していた)。 遺骨は「散骨や樹木葬が希望だったが、調べてみたら意外とめんどくさそうなので、その時一番手間とお金がかからない方法で処理し

    母の〈死〉のこと
  • 書いた後疲れて寝てて起きたらブコメでコメントいただいて嬉しかったです..

    書いた後疲れて寝てて起きたらブコメでコメントいただいて嬉しかったです。 優しい言葉に泣いちゃった。当にありがとうございます。 自分のメモにもなるので、ここに今思ったことをいくつか書きますね。 今回は校正してもらってないので、ところどころおかしかったり、読みにくいかもしれません。半分メモだし…ということでお願いします。 ブコメ読んで訪問看護してもらって、またブコメや反応を見ながら書きました。 今日も夜に訪問看護の看護師さんが来てて皮膚に転移していたガンの処置をして帰っていった。放置すると患部とパッドが貼り付いてしまうので、念の為にと可哀想だが体を動かして処置が必要なのだ。(が痛く無いように自分も体を動かすのを手伝う) 看護師は「昨日は苦しそうだったけど、今日はよく眠れていそうで良かった」なんて言ってた。当にそうだ。 今自分ができるのは様子見をていることと、たまに口が乾燥しないように水を

    書いた後疲れて寝てて起きたらブコメでコメントいただいて嬉しかったです..
  • 死んだ日よりも葬式の日よりも、一緒に遊んでいたソシャゲの終了日が

    遊んでいたソシャゲのサービスが終了することになった。世間的には、円満なサービス終了である。 ずっと作品の中心として紡がれていたメインストーリーが終わり、それをもって作品として完結する。 それから数日後にでオンライン版のサービスが終了し、今後はオフライン版としてサービスを行う。 大団円だ。 ソーシャルゲームという、どこで終わるかわからない綱渡りを常に強いられるゲームにとって、当初から予定していたシナリオを完結させて終わることができるというのは、この上ない最高の終わり方だと思う。 そのうえ、全くなくなるのではなく、オフライン版として遊びたい人はまだ遊び続けることができる。 私も、今までに志半ばで終わってしまうゲームをいくつか経てきたので、これは当に最高の幸せな終わり方だとわかる。 なのに、どうしてか、涙が止まらない。 それは、このゲームが、昨年亡くなった私の伴侶が、私と共にメチャクチャハマっ

    死んだ日よりも葬式の日よりも、一緒に遊んでいたソシャゲの終了日が
  • 猫が同時に死んだ

    が死んだ。 まだ実家にいた頃、夏の雨の夜に裏庭の網戸越しに必死にないて助けを求めにきた。野良ではなさそうな毛の長い種類ので背骨がゴリゴリと痩せていた。既にを2匹飼っていたので持っていたネコエサをすぐにあげたがガリガリなのにいくらもべずに、フミはただ人恋しがって撫でてくれと必死にせがみ続ける愛情に飢えただった。 その1〜2年後、以前、絶対に人に可愛がられていたであろう人懐こい野良を、職場からうちに招いた。職場で子を産み、子をそれぞれで引き取ったが、子を取られたにゃおはとても悲しがって見ていられなかったから。にゃおは感情表現が豊かで、私が帰ってくると、玄関の土間でばったんばったんと身体をくねらしぐうぐう言いながら喜びを全身で表現した。私が他のを撫でていると不機嫌な顔をしながらパンチで追い払い、私を独り占めしようとする嫉妬深さも人一倍だった。 歳を取ったこの2人は毎日寄り添って寝

    猫が同時に死んだ
  • 水木しげる「人を土くれにする時代だ」 出征直前の手記で語った戦争への思い | ニュース | Book Bang -ブックバン-

    《一切の自分ていふものを捨てるのだ。》 しかしその後に自分の言葉を否定する。 《吾は死に面するとも、理想を持ちつづけん。吾は如何なる事態となるとも吾であらん事を欲する。》 芸術を志しながらも救いを仏教や基督教に求め、また哲学が芸術を支える杖となるのかと悩む。 《吾を救ふものは道徳か、哲学か、芸術か、基督教か、仏教か、而してまよふた。道徳は死に対して強くなるまでは日月がかかり、哲学は広すぎる。芸術は死に無関心である。》 《俺は画家になる。美を基礎づけるために哲学をする。単に絵だけを書くのでは不安でたまらん。》 かと思えば 《前に哲学者になるやうな絵描きになるやうな事を書いたが、あれは自分で自分をあざむくつもりに違ひない。哲学者は世界を虚空だと言ふ。画家は、深遠で手ごたへがあると言ふ。(中略)之ぢや自分が二つにさけねば解決はつくまい。》 当時の水木さんは哲学書や宗教書を読みあさっていたようだ。

    水木しげる「人を土くれにする時代だ」 出征直前の手記で語った戦争への思い | ニュース | Book Bang -ブックバン-
  • 激冷めな俺が父親の「死にたい」に放つ言葉

    俺「やり残したこととかないの?」 父「ない。みんなよく育ってくれた。」 俺「そう。やり残したことなく死ねるなら最高じゃん。俺もそうなりたい。」 父は実家に帰るたび「死にたい」と漏らすようになった。 会社を定年退職後、家にこもるようになる。 死ぬ3年ほど前から、ストゼロとキングピースで昼夜自傷行為のたしなんでいた。 同居する母は父を慰め、病院への通院をすすめていた。 強く支えようとするほど希死念慮は強くなり、ゾンビのようになっていった。 アイコスやウォーキングマシンをプレゼントしてみたが、実家に帰るときれいなままホコリをかぶっていた。 一緒に飲んで慰めてみたが、俺の気持ちは落ち着くが、父には何の効果もなかった。 当は生きたい事は分かっていた。 けど相手の無意識を健在化させ、死にたい病を治療する術は俺にない。 ある時から父を生かそうとすることを諦めた。 会うたびに、父に感謝の手紙を書いて読み

    激冷めな俺が父親の「死にたい」に放つ言葉
  • 父や母が亡くなった直後に避けたい5つの行動

    1.父や母の預金を勝手に引き出す亡くなった方の財産は、遺産分割協議が完了するまでは相続人全員の共有財産となります。 そのため、個人の判断で勝手に預金を引き出してはいけません。相続人間のトラブルを引き起こす可能性があるからです。 具体的なトラブル事例を見てみましょう。 母は生前より、万が一のことがあったら自宅の不動産は同居している娘に、預金は離れて暮らしている息子に遺したいと考え、その旨を遺言書に記載していました。 母の死亡後、娘は葬式や税金の支払いなど当面の出費に備えて、母の口座からATMの上限である50万円を5日に渡って計250万円を引き出しました。 その後四十九日も終わり、兄と遺産分けについて話をしました。しかし、相続後の出金について兄が自分の取り分が少なくなったと主張して話がこじれてしまい、その後一切の手続きが進まなくなってしまいました。 銀行は、口座名義人が死亡したことを知ったとき

    父や母が亡くなった直後に避けたい5つの行動
  • そして猫を看取った

    https://anond.hatelabo.jp/20221123155759 家で看取ると決め帰宅させた夜はカタールワールドカップ日本代表初戦だった。サッカー中継と天気予報と「ダーウィンが来た!」が好きでいつもい入るように見つめるだったが、ソファの下でコの字のまま横たわる彼女の視線の先に日本代表が映っているのか定かではなかった。 目の大きなだった。晴れた午後に窓の外をじっと眺める澄んだ水晶体は、何かを見ているというより、宇宙全体を感じ取っているかのようだった。哲学者のそれというより、哲学そのものだった。 ベッドにつくのを察知するとどこからともなく現れてお腹の上に乗ってきた。薄明かりの中、目尻の少しつり上がったその目いっぱいに黒目を広げる彼女の顔は、紛れもなくあの宇宙人の顔だった。「宇宙で一番かわいい宇宙人だね」そう言って抱きしめると首のモーターがブンブン駆動した。 具合が悪くなる

    そして猫を看取った
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