放蕩息子の兄 第259号 放蕩息子の兄 キリスト教系の学校に通っている長女から、「聖書の放蕩息子のお兄さんって、可哀そうだと思わない?」と聞かれました。「放蕩息子」は、キリストの譬え話の中で、一番有名なものですね。お金持ちの家に、息子が二人います。兄は親の言うことをよく聞いて、親と一緒に働いていますが、弟の方は遊んでばかりいる。弟はしまいに、自分で勝手に暮らしたいから、今のうちに財産を分けてくれ、なんて言い出します。分けてもらった財産を持って、家を出て遊んで暮らしてたんですね。しばらくして、財産を使い切り、大変厳しい生活になっちゃいます。まあ、当然のことでしょう。そこで、親の家に帰って来て、謝罪するんです。有名なセリフです。「私は、神に対してもお父様に対しても罪を犯しました。もう、あなたの息子と呼ばれる価値はありません。」(うちの長女の実体験からの考察によると、弟や妹は、親に気に入られそう