P/L(損益計算書)とは、会社のある一定期間の経営における成果をあらわしたもので、B/S(貸借対照表)とは、ある時点での状態を表したものです。マラソンで言えば、ゴールしたときのタイムがP/Lで、ゴールイン時の体の疲労状態がB/Sといったところです。 いくら3時間でゴールしても体がボロボロでは、次の日、会社に行くのもしんどいものです。会社で言うならば、一時の成果を上げても、体力がなければ、会社の継続そのものがしんどくなる、ということです。そこで、財務諸表を見るときは、P/Lだけではなく、体の状態を表すB/Sもあわせて見る事が大事なのです。 そして、P/LとB/Sだけではなく、C/Fの3つは、それぞれ密接につながっていて、お互いに影響を及ぼしあう関係です。どれか一つを単体で見ても意味はないのです。このコラムでは、P/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、C/F(キャッシュフロー計算書)の3つ