「暴れてる!」 10月下旬、給食の時間。神奈川県の公立小の男性教諭(34)に隣のクラスの子が助けを求めてきた。 駆けつけると、教室には給食が散乱。余った牛乳を誰がもらうかを巡って、同級生に怒った男児…
日本人の名前をローマ字で書くときは姓・名の順で――。文化庁が近くそんな呼びかけをする。2000年に文部相(当時)の諮問機関が答申をまとめたが、「20年近く経過し、趣旨が十分に共有されていない」(柴山昌彦文部科学相)として改めて官公庁や都道府県、大学や報道機関などに通知する。柴山氏が21日、閣議後会見で明かした。 通知は、日本語を所管する文化庁として、ローマ字表記においても日本人の姓名の表記を姓・名の順とすることが望ましいと呼びかけるもの。強制力はない。00年の答申では、言語や文化の多様性を踏まえる趣旨だとしていた。先に来るのが名だと誤解されないように、姓を全て大文字にしたり、姓と名の間にコンマを打ったりするなどする方法もあると例示している。答申によると、中国や韓国、ベトナムなどアジアの数カ国とハンガリーで姓・名の順が使われているという。 柴山氏は自らの名刺のローマ字表記について「残念ながら
東京のほぉ〜言!! かたす 《意味》片付ける 《分布》東京で一度衰退→埼玉・千葉→東京 「『かたす』って方言なの?」と聞かれることがあります。共通語の「かたづける」の俗語形と思っている人も多いようです。「かたづける」だと整頓する感じがしますが、「かたす」は脇にどけるだけ、と意味を使い分ける人もいます。 もともと「かたす」は、都内を含め関東地方で広く使用されてきた方言でしたが、関東西部から徐々に衰退し、1980年代には、23区の南西部や多摩地方の若年層はほとんど使わなくなっていました。 しかし90年代ごろから、23区の北東部や隣接する千葉県、埼玉県などで再び普及し始めました。どうやら首都圏以外から新しく移り住んだ人が首都圏の言葉だと思って積極的に使い始めたことが一因のようです。 一度衰退した地域で「かたす」を再び受け入れるには、実は時間がかかりました。神奈川県や多摩西部など周辺部から回り込ん
1967年に発売された初代モンキーは、東京都日野市にあったホンダ系列の遊園地「多摩テック」の遊戯用バイクを公道で走れるようにしたものだった。折りたたんで車に載せ、旅先で乗る「レジャーバイク」としても使えた。赤と白を基調とするデザインも人気を呼んだ。 ただ、原付きの販売台数は近年、80年の1割ほどに減った。新たな排ガス規制では浄化装置を付ける必要があり、コスト高から製造継続を断念した。 多摩テックも客足が落ちて2009年に閉園した。モンキーの累計生産台数は昨年末で約66万台。創業者の本田宗一郎氏が手がけたオートバイ「スーパーカブ」に次ぐロングセラーだった。(榊原謙)
目立つ「エプロン姿」 会社員である妻がそう感じたのは、人気絵本「よるくま」(酒井駒子作、1999年、偕成社)を読んだとき。母グマとはぐれて泣く子グマが登場する。実は母グマは夜空で釣りをする仕事に励んでいたのだ。 この展開を読んで「そう言えば、人間の家族を描いた絵本で、母親が外で働く姿を見たことがない」と気づいたという。他の本では、お母さんはエプロン姿で家事、お父さんはスーツ姿で仕事へ。そんな両親の描かれ方が多いことに「違和感があった」のだと。 いまや共働き世帯数が専業主婦世帯数を逆転して20年がたち、その差は倍近くまで広がった。世の中、共働きの方が多いのだが――。 試しに自宅の絵本の中で一番のお気に入り、「りんごかもしれない」(ヨシタケシンスケ作、ブロンズ新社)をめくった。2013年に出版され数々の絵本賞を受賞した人気絵本だ。 女性と男性の描かれ方に注目し…
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静岡鉄道(静岡市)は、唯一の路線である静岡清水線(11キロ、21分)を走る全24両(2両で1編成)を新型の車両に置き換える方針を発表した。約50億円かけて購入、2016年春から順次登場する予定。 明治期に特産の茶を米国に輸出するため集積地の静岡市茶町と清水港を結ぶために開通したのが静鉄の始まり。現車両(1両1億~1億8千万円)は1973~85年に順次導入したが、約40年の経過で老朽化。故障も増えたので、安全対策のため更新を決めた。 新型車両はステンレス鋼製で幅約2・7メートル、長さ18メートル。モーターの効率化やLED照明で省エネを図り、現在の電気使用量が半減する。車内は広く、明るい感じにするため白色を基調にし、これまでなかったベビーカーや車いす向けの場所を1カ所新設する。停車駅や路線図、広告などを流す液晶画面も新設する。 第1号のお目見えは16年3月、以後年1~2両導入、23年に勢ぞろい
【動画】福島の海はいま海藻や貝などを集める東北大の吾妻行雄教授=9日、福島県新地町沖、金川雄策撮影底生生物を採取した潜水調査地点 【中山由美】放射能で汚れた水が今も流れ込む福島の海。生き物に異変はあるのか。9日、東北大の潜水調査に同行した。 東京電力福島第一原発から北へ50キロ。福島県新地町の釣師浜近く、大津波で建物が跡形もなく流された港から船は出た。 朝8時。海は穏やかで霧に包まれている。500メートル沖で船を止め、吾妻行雄教授ら3人に続いて飛び込んだ。海の中は薄茶色によどんでいた。 続きを読む関連リンク動画ページ最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら
「教室内カースト」の著者、鈴木翔さん=東京大本郷キャンパスの赤門前 【根岸拓朗】学校生活を過ごす子どもたちの人間関係に、なぜ「地位」があるのか――。最近は「スクールカースト」とも呼ばれる中高生のクラス内の階層・序列について、東京大大学院博士課程の鈴木翔(しょう)さん(28)が論じた本が話題を呼んでいる。 昨年12月に出版された「教室内(スクール)カースト」(光文社)。2011年に完成した修士論文をもとにしている。中学生でも読める平易な文章でつづり、すでに約2万6千部が発行された。 研究を始めたのは09年。いじめや不登校に比べ、ふだんのクラスの人間関係の研究が少ないと感じ、最近使われる「スクールカースト」という言葉に着目した。大学1年の男女10人にインタビューし、中高生時代の様子を尋ね、カーストの実態に迫った。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し
印刷 全国の劇場や音楽堂(ホール)の活性化には、国や自治体に責任があることを明記した「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」が21日、衆院で可決、成立した。同法は、超党派の議員立法で提出されていた。 劇場や音楽堂はこれまで、美術館や博物館のような根拠法がなく、施設が本来期待される役割を発揮していないと指摘されてきた。今回成立した法律では、劇場や音楽堂は、演劇や音楽などの実演芸術にかかわる事業や、実演家ら人材の養成などを行うものとし、国や自治体が財政面などで必要な環境整備をするよう促している。 今後は、文化庁が中心になり、舞台芸術の専門家の配置や劇場の管理運営の仕方について、指針をつくり、法律を具体化させる。
全日本吹奏楽連盟は、10月20、21日に普門館(東京都杉並区)で開催を予定していた第60回全日本吹奏楽コンクール中学・高校の部(同連盟、朝日新聞社主催)について、会場を変更することを決めた。普門館の耐震強度が足りないとわかったためで、18日、全国の連盟幹部に通知した。代わりの会場を探している。 普門館の収容人数は5082人で、国内最大級のホール。1970年に建てられた。所有する立正佼成会によると、専門家の耐震調査で、震度6以上で天井崩落の恐れがあることがわかった。同会は2日間で約2万人の中高生や観客が訪れるコンクールで安全性が確保できないと判断。連盟に対し、この日までに使用できなくなったことを伝えていた。 同コンクールが普門館で初めて開かれたのは72年。収容人数の多さやバスが出入りできる駐車場の確保がしやすいことから、以後、開催地として定着した。「吹奏楽の甲子園」「聖地」などと呼ばれ、
印刷 メール 「劇場、カラオケより芸術を」 超党派議員が活用法原案 劇場や音楽堂(ホール)の魅力を高めるため、超党派の議員で検討されてきた「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律(仮称)」の原案が明らかになった。美術館や博物館のような根拠法がなかった劇場や音楽堂に法的裏付けを持たせ、国や自治体が環境整備のために予算確保などで努力するよう促すことなどが柱。議員立法で提出され、今国会での成立の公算が大きい。 全国公立文化施設協会の調査では、全国で約2千あるとされる劇場や音楽堂で、本来期待されていた演劇や音楽といった「実演芸術」の場としてではなく、スポーツやカラオケ大会などに使われたりする例もあることが明らかになった。 今回の原案では、劇場、音楽堂を「実演で表現される芸術の公演を企画し、行うことを目的とするもの」と位置づけ、実演芸術以外に使うことを牽制(けんせい)した。 また、自治体に、劇場や音楽堂
「ハ」は、ハモニカ横町にある飲食店「ハモニカキッチン」から吉祥寺の街から切り取った「キチジョウジ」吉祥寺の街で集めたフォント一覧 東京都武蔵野市在住の建築家2人が、吉祥寺にある看板から文字を集めてフォント集を作った。街の風景に溶け込んでいる文字から吉祥寺の個性を感じてほしい、との思いからだ。今春から無料ダウンロードを始めた。 建築設計やインテリアデザインを手がける個人事務所「ミリメーター」の笠置秀紀さん(36)と宮口明子さん(37)。2人が看板に興味を持ったのは4年ほど前だった。 街によって趣が異なる看板。文字を集めたら、街の「らしさ」がみえてくるのでは、と考えた。地元の吉祥寺でフィールドワークを重ね、約250枚の看板を撮影。文字を切り取り、カタカナ50音とアルファベットの小文字・大文字を「採取」した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。購読申し込み
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