ドラマ『半分、青い。』をはじめ、さまざまな作品でただ笑えるだけじゃなく、妙に気になる存在感で、スパイス的な役割を果たしている矢本悠馬さん。自らバイプレイヤーと称する、その人とは。 才能がないことに早いうちに気づけたことが、自分の強さだと思います。 いまにも雨が降りだしそうな曇天。撮影のため、通りから一本入った細い路地裏に矢本悠馬さんを連れ出した。てくてく歩きながら、スタッフと軽口を交わしていたが、カメラマンから「ちょっとクールな表情で」と声がかかると急に照れだして、困り顔で「そういうの、あんまやったことないんで…」と苦笑い。けっしてイケメンとはいえないけれど(失礼!)、何気ないその瞬間の表情や仕草が妙に愛らしい。映画やドラマに出ている矢本さんに思わず惹きつけられてしまうのは、もしかしたらそのせいなのかもしれない。 ――連続テレビ小説『半分、青い。』のブッチャー役をはじめ、最近、活躍の幅が広
現代独特のもの、そして日本発のものとして語られることの多いオタクカルチャー。 でも、「17世紀のイギリスにも、二次創作の文化が存在した」なんて聞くと、びっくりしませんか? 今回取材したのは、「17〜18世紀イギリスにおける、シェイクスピアの女性ファン」 を研究なさっている東大卒研究者・北村紗衣先生。 北村先生は東大の教養学部・表象文化論学科で、学位・修士号を取得したのち、 イギリスのキングスカレッジロンドンにて、「17〜18世紀にシェイクスピア劇を楽しんでいた女性たちの歴史」をテーマに博士論文を執筆・博士号を取得され、今年(2018年)には同テーマでの一般書も刊行されています。 この研究、めちゃめちゃ面白そうじゃないですか? だって考えてもみてください。あなたが今好きだと感じているコンテンツ、漫画でも映画でも小説でもゲームでも劇でも構いません。 あなたがその好きなコンテンツに注ぐ情熱と、同
昨夜ブログを更新して以来、メール、FBでたくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。一つ一つにはお答えできませんが、本当にありがとうございます。 いま、私は青森県にいて、午前中は八戸東高校で授業と講演会、午後は下北半島の横浜町で講演を行ってきました。明日は青森から伊丹空港に飛んで阪大での授業です。相変わらずの生活ですが、できる限り子どもとの時間を増やしたいと願っています。 青年団は、いま劇団員に50名ほどの子どもたちがいます。この日本で最も多産系の劇団の主宰者として、これからの自身の子育ての経験を生かし、劇団内で子育てと演劇活動が両立しやすい環境をさらに作っていきたいと考えています。 さて、今日は、一転して、別のお知らせです。 ここ数日、演出家市原幹也氏のセクハラ問題がネット上で取り上げられ、昨夜には本人からの謝罪文が発表されました。 http://ichiharamikiya.w
10月24日、英オックスフォード・ユニバーシティ・プレスが発刊する最新のシェークスピア全集では、三部作である「ヘンリー六世」の共同執筆者として、同時代の劇作家クリストファー・マーロウの名が記載される。写真はシェークスピア生家での没後400年行事のようす。今年4月撮影(2016年 ロイター/Dylan Martinez) [ロンドン 24日 ロイター] - 英オックスフォード・ユニバーシティ・プレスが発刊する最新のシェークスピア全集「ニュー・オックスフォード・シェークスピア」では、三部作である「ヘンリー六世」の共同執筆者として、同時代の劇作家クリストファー・マーロウの名が記載される。また、この全集に含まれる44作品のうち、17作品が他の作家との共著であることが判明したという。
前半では、おもに、蜷川幸雄さんと歌手としてのわたしについて書いた。後編では、女優として、蜷川さんの現場に立ったときの、思い出と感じたことを書こうと思う。そしてその後のことも。 蜷川さんが、チェーホフの「三人姉妹」の、三女イリーナの役を、とオファーをしてくれたときは、天にも昇る気持ちであった。まさか、というか。メインキャ ストだったし、わたしにも、京子やアイドルの方のような華があるのかと、恐る恐るだが思えたし。そのときは、まだ緊張というものはなかった。劇場は今はなきセゾン劇場で、小劇場で演劇をやっていたわたしには、大きく感じた。それくらいのキャパの劇場は、歌手としてなら、幾らもあったが、マイクを使わない、 というのは全く違う。そして、ふと思った。 蜷川さんは、大きな賭けをなさったんだ、と。わたしを大きな舞台で使う、という(経験でいうと、子役のときに新橋演舞場で出たことがあっただけであった)。
自らの書く「真田丸」を家族みんなで観てもらえるよう、三谷幸喜が心がけていることのひとつに「あえて説明しない」というのがある。歴史ドラマではとかく状況説明のセリフやナレーションが多くなりがちだが、あえてそれを控えているというのだ。 視聴者にはその分、わからないことがあれば調べたり、小さい子なら親に訊いたりしてもらう。そこから家族の会話は生まれる、と三谷は書く(「朝日新聞」2016年1月14日付夕刊)。 家族みんなで観てもらいたいと三谷が願うのは、彼自身が毎週日曜8時には家族全員で大河ドラマを観ていたからでもある。観ているあいだは電話が鳴らないように受話器を外し、私語も物音を立てるのも禁止した。ビデオがない時代だけに、オンエアに賭ける意気込みはすごかった(前掲)。 放送が終わると、みんなで感想を語り合う。一緒に住んでいた叔父(母の弟)が大の歴史好きで、きょうの話のこの部分がフィクションだとか、
若旦那家康(ROPEMAN(36)/コトリ会議) はじめまして。多くの方にははじめましてだと思います。 大阪で演劇を中心として活動をしています。制作者ブログだという事で、ご使命をいただきましたが、制作を名乗る時もあれば、出演もしますし、一時は舞台監督としてクレジットされていることが多かったので、「お前は何者なんだ?」と言われることもいまだによくあります。そんな中途半端なことで良いのかと自問自答し続ける日々ですが、決めきらなくていいんではないかと、思っています。 どのようなオファーであっても、その作品や関係者に魅力を感じたら必要とされる形で関わることによってその魅力を知らない人、一人にでも伝えることが出来るんではないかという発想でこんなことになってしまっています。 好きな劇団から舞台監督で呼ばれてもそれが好きそうな友達に薦めて観てもらいます。俳優や制作で呼ばれたらなおさら。「小劇場は関係者全
ここにサイト説明を入れます実はアレもソレもコレも竹内作品 竹内志朗氏をひと言で表すなら、“仕事の鬼”あるいは“仕事の虫”。舞台装置デザイン画5万枚、テレビ・映画タイトル文字230万枚という仕事量は、ひとりの人間が一生かけてこなせる範疇を遥かに超えています。竹内氏の名前は知らずとも、同氏の手がけた作品は、テレビや舞台を通して何度も皆さん目にしていることと思います。裏方に徹し、仕事を敬愛し、79歳の今も現役バリバリで活動する“生涯一職人”竹内志朗氏の存在を知っていただければ幸いです。 1933年大阪生まれ。1950年頃から関西を中心に舞台装置家(デザイナー)として、数多くの商業演劇に参加。大ベテランになった現在も現役として活動中。また、舞台装置以外にもテレビ・映画のタイトル文字、グラフィックデザイン、CM制作など多分野で才能を発揮する。俳優・故藤田まこと氏のテレビドラマ「必殺シリーズ」(朝日放
[左]木皿 泉(妻鹿年季子)、[右]末満健一木皿 (初の演劇脚本の)『すうねるところは、すごく長いコントみたいな本だったんですよ。言ってることが妙に意味深なコント(笑)。でも(演出の)内藤(裕敬)さんが、ちゃんとお芝居にしてくださっていたので、安心しました。演劇って、台詞一つで、場の空気が「バン!」という感じで変わっちゃうのが面白いですよね。そういう作り方って、映像ではあまりしませんから。 末満 『すうねるところ』もそうでしたけど、ファンタジックな設定なのに、ちゃんと現実と地続きになっているのが、木皿さんはすごいなあ、と。僕もファンタジー系の芝居をやってますけど、たまに現実から剥離してしまう時があるので。現実社会を舞台にしながらも、ちょっとフワッとした所があるのが、木皿作品の魅力ですね。それと、今回の原作の脚本(註:本作は、ある映画の企画用に書かれていた未発表の脚本がベース)を読ませてい
《神戸の視点》集大成 新作プロデュース公演 『君ほほえめば』 脚本:木皿 泉 演出:末満健一(ピースピット) 出演:尾鳥英二 清水智子 永津真奈 橋爪未萠里(劇団赤鬼) 岡嶋秀昭 杉森大祐(売込隊ビーム) ■会場:神戸アートビレッジセンター・KAVCホール ■公演日時:2013年 3月14日(木)19:00 3月15日(金)14:00/19:00 3月16日(土)14:00/19:00 3月17日(日)14:00 3月18日(月)14:00 〈全7ステージ〉 ■料金〈全席指定〉 ※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。 一般4,000円 学生2,500円(要学生証呈示) 高校生以下1,000円(要学生証呈示) ペアチケット7,000円(前売のみ) ■発売日 先行予約:1月24日(木)~28日(月) ※一般チケットのみ 一般発売:2月2日(土) ■チケット取
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