哲学の歴史 別巻 哲学史に関する論考、鼎談、インタヴューに加え、追補コラム19本。全12巻を使いこなす上で不可欠な総索引は、〈人名〉、〈書名・論文名・雑誌名〉、さらに、重要な概念語やキーワードを含む〈事項〉の三つのパートからなります。巻末には、複数巻に分載されていた17世紀以降の哲学史年表を統合・拡充して収めました。執筆者ら150人超に行った読書アンケートも興味深い読み物です。思考の水先案内人として座右にお置きください。 2008/8/30 刊行 哲学の歴史 12 実存・構造・他者 鷲田清一 編 現代フランス哲学の系譜学とも言うべき構成です。ベルクソンに始まるフランス独自の伝統は、ドイツ哲学や英米哲学の積極的な摂取とあいまって、とりわけ20世紀後半の世界哲学を主導してきました。多彩な人材が繰り広げる先鋭な思考は、狭義の哲学にとどまらず、言語学・精神分析学・人類学・歴史学などの分野でも大きな