前回の講座では、「相手を理解する」ことに主眼をおきましたが、今回は「自分を伝える」ことがテーマです。就活では、初対面、しかも目上の人を相手に「自分を伝える」場面が多くあります。また、自分の専攻について説明をする場面も多くあるでしょう。少し意識するだけで、エントリーシートや面接で大きく差が出るコミュニケーションのポイントを抑えておきましょう。 就職に際して話を聞いてくれる面接官は、たいてい年配でエライ人たちです。しかし、面接官も自分の専門外のことに関しては、まったくの素人なのです。特に面接では、文系の事務畑や営業出身の人も多いでしょう。 面接官の理科に関する基礎リテラシーはとても低い、ということをまず肝に銘じてください。彼らの理科の知識は中学生くらいだと思っても差し支えないかもしれません。 したがって、高校の物理や化学で出てきた用語を使っても、話が通じない可能性があります。たとえば、運動量や