出典:日経コミュニケーション 2012年7月号 pp.17-21 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 10:無線LANでもギガクラス通信「802.11ac」 ついに無線LANでもギガクラスの通信が可能になる。IEEEが現在規格を策定中の「802.11ac」がそれだ。最大伝送速度の理論値は、実に6.9Gビット/秒に上る。既にドラフト2.0が固まり、11ac対応製品の開発が本格化している(図8)。 2012年1月にIEEEでドラフト2.0が出たことで、802.11acの動きが活発化している。日本でもバッファローが802.11acの技術を一部採用した製品を発表した。伝送速度(理論値)は最大約6.9Gビット/秒だが、当初は80MHz幅、3×3 MIMO、256QAMの構成の製品が多くなると見られ、その場合は最大約1.2Gビット/秒となる。 11acの高速化は、11n