セイコーソリューションズは12月5日、無線LANに接続して時刻を表示するアナログ時計「NCA-3012」を発表した。従来モデルに比べ、軽量かつ安価に設定されており、エントリーモデルとして2025年1月から販売を始める。 NCA-3012は、現在の時刻情報を提供する「NTPサーバ」から、ネットワークを介して時刻を受信・補正し、正確な時刻を表示する。このため、電波の届きにくい建物内でも、既存の無線LANに接続するだけで、正確な時間を表示できるという。設置する場所も柔軟に変更できる他、ネットワークを監視するプロトコル「SNMP」を用いて、稼働状況や電池残量をルーターなどの機器と一元管理できるとしている。 NCA-3012の寸法は、335(直径)×47(奥行き)mm。シンプルなデザインで視認性も良いとしており、単3電池3本で約1年間動作するという。本体の重さは約1kgで、従来モデル「NCA-300