デジタル書籍が普及する中、書店、出版社の間に立つ取次はどう存在感を示していくのか。取次大手、日本出版販売株式会社(日販)は、380万人(10年2月8日現在)の読者のデータベースを利用した徹底的なマーケテ...380万人の購読履歴を分析せよ 取次大手・日販の最終兵器「ウィンプラス」のマーケティング力 古幡瑞穂(日販マーケティング本部) デジタル書籍が普及する中、書店、出版社の間に立つ取次はどう存在感を示していくのか。取次大手、日本出版販売株式会社(日販)は、380万人(10年2月8日現在)の読者のデータベースを利用した徹底的なマーケティングに力を入れている。08年に日販が、出版社、書店向けに開発した購買履歴分析システム「WIN+(ウィンプラス)」は、業界内で好評だ。日販マーケティング本部の古幡瑞穂氏に、使い方のレクチャーを受けながら、話を聞いた。 ―「ウィンプラス」は、380万人の会員がい