22日の新華社電によると、中国湖北省宜昌市の動物園で20日、絶滅の危機にあるシベリアトラ(アムールトラ)が殺されているのが見つかり、地元警察当局が捜査を始めた。毛皮をはがされた上、頭部や足も持ち去られていた。 これまでの調べでは、トラのおりの鍵が壊され、周囲に4本の麻酔針が落ちていた。動物園当局者は毛皮のはぎ方などから「手慣れた残酷なプロの仕事だ」と話しているという。 中国では国家林業局が、四川省でパンダがハンターに殺される事件が相次いでいるとして、警察当局に捜査を指示するなど、希少動物を狙った事件が多発している。(共同)