日本電信電話株式会社(NTT)は22日、動画投稿サイトなど、インターネット上のコンテンツに対して、特定の音楽や映像が含まれるかを検索する技術「ロバストメディア探索」を開発したと発表した。4月22日16時より、米BayTSPと共同で実証実験を開始。実験期間は9月30日まで。 実証実験では、BayTSPが、コンテンツホルダから預託された映像データに対し、NTTの特徴抽出技術を利用して特徴データを収集。また、BayTSPは動画投稿サイトなどにアップロードされた動画ファイルの一部を収集し、それらの動画ファイルからNTTが同様に特徴データを抽出して、データベース化。それらデータを照合して、NTTがコンテンツの特定作業を行なう。 今回の実証実験で著作権違反の動画などが発見された場合は、BayTSPが映像データを預託したコンテンツホルダに通達する。同社では、今回の実証実験結果を元に、今後のサービス事
音楽レーベルやハリウッドの映画制作会社に代わってファイル交換ネットワークを監視するサービスを提供しているBayTSPは、新しい音声と動画のフィンガープリント技術によって、YouTube、Dailymotion、Yahoo Videoなどのサイトで著作権侵害を追跡できるかどうかを検証する試験を開始する。 米国時間4月21日夜遅くに発表された声明によると、BayTSPはNTTと提携した。NTTは自社のコンテンツ識別エンジンをBayTSPの認証プラットフォームと組み合わせる予定であり、両社はこの試験によって著作権所有者に代わってユーザー生成サイトを監視する商用サービスの道を開くことができるものと期待している。 この発表ではYouTubeなどの動画サイトが試験に参加するのかどうか、また試験がどの程度の期間にわたって続けられるのかについては言及していない。しかし、BayTSPのフィンガープリントライ
インターネットの動画投稿サイトに映画やテレビ番組の映像を勝手に投稿する著作権侵害が世界的な問題となる中、NTTは22日、違法投稿を高速で検索できる技術を開発したと発表した。9月末まで米企業と合同で実証実験を行った後、国内外のテレビ局や動画投稿サイト運営会社に商用サービスとして提供する方針。 開発された「ロバストメディア探索技術」は、オリジナル映像の特徴的な部分を抽出して投稿動画と照合する。動画に字幕や細工が加えられたり、画質が劣化したような場合でも、著作権侵害を高い精度で判別できるという。特徴部分のデータを圧縮することで、検索の高速化も実現した。 NTTはネット上の著作権侵害調査を手がける米BayTSP社(カリフォルニア州)とともに、米メディア企業から調査を委託され、米国の主要な動画サイトへの投稿状況を調べ始めた。その成果は日本での商用サービスにも反映させる考えだ。 動画投稿サイト最大手の
[Japanese|English] メディア認識研究グループでは、実環境やインターネット上に様々な形で存在する画像、音、映像などの膨大なメディア情報の中から、必要な情報を高速・高精度に探索・認識するための技術と、認識したメディア情報などの非言語情報を利用して、人と人・人と機械のコミュニケーションをより良くするための研究を行っています。 グループリーダー 木村 昭悟 2023 論文 Shinnosuke Matsuo, Xiaomeng Wu, Gantugs Atarsaikhan, Akisato Kimura, Kunio Kashino, Brian Kenji Iwana & Seiichi Uchida (2023). Deep attentive time warping. Pattern Recogntiion, 136. 国際会議予稿 Yasuhiro Fujiwara,
メディア情報研究部 部長 木村 昭悟 メディア情報研究部では、コミュニケーションにおける情報を伝達する媒体である「メディア」を対象にした情報処理技術・基礎理論に関する研究開発を推進しており、メディア認識・信号処理・事象モデリング・生体情報処理・情報基礎理論 を5つの柱としています。 「メディア」は、人と人、人とコンピュータとのコミュニケーションにおける情報を伝達する媒体であるとともに、実世界や仮想世界の様々な情報を観測したデータであると考えることもできます。この考えに基づくと、視覚や聴覚を介して観測できる音や画像のみならず、観測可能な様々なデータがメディア情報処理の対象となり得ます。 このように、私たちは、メディア情報処理のあり方をより広く捉えています。実世界計測・モデリング・信号処理・メディア認識理解・メディア生成 やそれらを支える 基礎理論・アルゴリズム など幅広い分野での専門家の経験
NTTの発表によると、音や映像の特徴どうしを照合することにより、インターネット上の投稿コンテンツなどの音や映像の中に、予め登録された特定の音楽や映像が含まれるかどうかを高速に検出できる「ロバストメディア探索(RMS: Robust Media Search)技術」を開発したとのこと。 この技術を使ってネット上の投稿サイトやブログサイトなどで使用された音楽や映像コンテンツのタイトルを特定する実証実験を、2008年4月22日(米国時間)から9月30日までの予定で開始するそうです。 一体どういう仕組みでこんな事が可能なのかという詳細は以下から。 インターネット上での音楽・映像コンテンツの 使用を特定する実証実験を開始 ~大量の投稿コンテンツを処理できる「ロバストメディア探索技術」を開発~ このRMS技術はメディア探索技術の一つで、これまでの一般的なメディア探索技術に比べて高いロバスト性を持ってい
日本電信電話(NTT)は2008年4月22日,インターネット上の投稿コンテンツなどの音声・映像クリップの中にあらかじめ登録された特定の音楽や映像が含まれるかどうかを高速に検出できる「ロバストメディア探索(RMS: Robust Media Search)技術」を開発したと発表した(発表資料)。音や映像の特徴同士を照合させて,特定のコンテンツを検出する。インターネット上での著作物使用のモニタリングを行う米BayTSP社と共同で,インターネット上の投稿サイトやブログなどで使用された音楽や映像コンテンツのタイトルを特定する実証実験を2008年4月22日から同年9月30日までの予定で実施する。 今回の検出技術は,NTTのコミュニケーション科学基礎研究所が手がけてきたものである。同研究所ではこれまで,音や映像の短い断片の中に特定の音や映像が含まれているかどうかを高速に判定する技術(メディア探索技術)
日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦惺)は、音や映像の特徴どうしの照合により、インターネット上の投稿コンテンツなどの音・映像クリップの中に、予め登録された特定の音楽や映像が含まれるかどうかを高速に検出できる「ロバストメディア探索(RMS: Robust Media Search)技術」(以下、RMS技術)を開発しました。 この技術を用いて、インターネット上での著作物使用のモニタリングに豊富な実績を有するBayTSP社※1(ベイ・ティー・エス・ピー;米国カリフォルニア州、CEO:Mark Ishikawa)と共同で、インターネット上の投稿サイトやブログサイトなどで使用された音楽や映像コンテンツのタイトルを特定する実証実験を、2008年4月22日(米国時間)から9月30日までの予定で開始いたします。 インターネット上では、投稿サイトやブログサイトが急速に
NTT(持ち株会社)は4月22日、ネット上に投稿された動画や音声コンテンツの中に、あらかじめ登録しておいた動画や音楽が含まれているかどうかを検出できるフィンガープリント技術「ロバストメディア探索技術」の実証実験を、米国企業と共同で始めた。 映画館で盗撮した映画の映像や、動画に文字や画像、音声を重ねて編集した「MAD」映像などからも、元となる映像や音声を高精度・高速に検出できるとしている。実験で有効性が検証されれば、コンテンツホルダーや動画投稿サイトなどに売り込む計画だ。 同社のコミュニケーション科学基礎研究所で研究してきた技術を活用した。コンテンツホルダー向けに著作物の管理システムを提供している米BayTSPと共同で実験する。まず、BayTSPがコンテンツホルダーから動画や楽曲の情報オリジナルデータを取得。動画投稿サイトなどから、動画や音声データも取得する。 NTT側は、両データを受け取っ
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