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ローンが残っている車はどう売る? 売却方法や高く売却するポイントも解説

  • 筆者: MOTA編集部
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「車を売るか迷っているけど、ローンが残っているから・・・」と、ローンが残っている車を売却できるのか悩む人は多いでしょう。しかし、ローン残債があっても、適切な手続きを踏めば売却は可能です。

本記事では、ローン中の車の売却方法や必要な手続きや高く売るためのコツなどをわかりやすく解説します。状況に応じた選択ができるよう、具体的なポイントを見ていきましょう。

目次[開く][閉じる]
  1. ローンが残っている車でも売却可能
  2. ローンのある車を売る方法と流れ
  3. ローン中の車を売却する際の必要書類
  4. ローン中の車の売却と維持で迷った場合の判断基準
  5. ローン残債が売却額を上回っていた場合の対応
  6. ローン中の車を完済するために高く売るポイント
  7. ローン中の車を売るときの注意点
  8. まとめ

ローンが残っている車でも売却可能

ローンの支払いが残っている車でも、適切な手続きを踏めば売却は可能です。ただし、売却の方法や必要な手続きは、ローンの種類や残債金額によって異なります。

まず重要なのは、車の名義がどのようになっているかを確認することです。車の名義は、自動車検査証(車検証)で確認できます。

車検証には、「所有者」と「使用者」の2つの欄があります。売却の可否を決めるのは「所有者」欄の記載内容です。「使用者」は実際に車を使用している人について記しているに過ぎず、所有権とは関係ありません。

次に、所有者の違いによる具体的な売却条件について解説します。

名義が個人名義であれば自由に売却はできる

ローンが残っていても、車検証の所有者欄が自分の名義であれば、車は自由に売却できます。車は法律で所有者が明確に定められており、売却できる権利も所有者にのみ認められています。

そのため、ローンが残っていても所有者が自分であり、ローン契約書に「完済前売却の禁止」と書かれていなければ、売却の際に特別な制限はありません。

ただし、売却後もローンは残るため、完済まで計画的に返済を進める必要があります。

名義がディーラーなどの場合はローンの返済義務が残る

ディーラーローンで車を購入した場合、車検証上の所有者は基本的にローン会社やディーラーです。この状態を「所有権留保」といい、ローンを完済しない限り車の名義変更ができず、売却も制限されます。

ローンが残っている車を売却するには、まずローンを完済して所有権を解除する必要があります。ただし、売却益を利用してローンを一括返済する方法もあるため、必ずしも手元に全額を準備する必要はありません。

売却を検討する際はディーラーやローン会社に相談し、必要な手続きや書類を確認しましょう。また、中古車買取業者に依頼する場合は、残債の金額や返済方法について事前に確認しておくと安心です。

次では、自分名義ではなくディーラーやローン会社名義の車を売却する方法と流れについて解説します。

ローンのある車を売る方法と流れ

自身の名義ではなく、ディーラーやローン会社名義の車を売却する場合の基本的な流れは、以下のとおりです。

ディーラーやローン会社名義の車を売却する流れ

1. ローン残債の返済方法の検討・決定

2. 車の名義変更の実施

3. 買取店・買取業者に売却

それぞれのステップにおける、必要な手続きの流れを押さえておきましょう。

1. ローン残債の返済方法の検討・決定

ローン中の車を売却する場合、残債の返済方法を検討する必要があります。

残債と売却金額、そして自己資金を考慮し、現在の状況に適した方法を選びましょう。自己資金で一括返済できる場合はローン契約を完了させ、名義変更後に売却できます。

売却金額が残債を上回る場合は、売却金を返済に充てることで完済も可能です。

一方、自己資金が不足する場合、新しい車のローンに残債を上乗せする方法もあります。ただし、ローン商品によって残債上乗せの可否や条件が異なるため、事前に確認が必要です。

2. 車の名義変更の実施

ディーラーやローン会社が名義となっている車を売却する際には、名義変更が必要です。ローンの残債を一括返済した後、所有権を自分に移すための手続きを進めましょう。

普通車の場合は運輸支局で、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で手続きをします。その際、新しい所有者(自分)と現在の所有者(ディーラーやローン会社)の書類が必要です。ローン会社に連絡し、必要書類を入手しましょう。

書類がそろった後、運輸支局または軽自動車検査協会で移転登録の手続きを行い、移転登録が完了すると自分名義の車検証が発行されます。名義変更が済めば、車の売却は制限なくできます。

3. 買取店・買取業者に売却

名義変更手続きが完了したら、いよいよ車の売却に移ります。

売却方法としては、ディーラーの下取りよりも中古車販売店での買取の方が高値を期待できるケースが多いため、買取業者(中古車販売店)での買取がおすすめです。

買取業者では、ローンの精算や名義変更の代行サービスを提供している場合があり、手続きの負担を軽減できます。

また、複数の買取業者にて査定を受けることで、愛車の適正な相場を把握できるうえ、よりよい条件で売却できる可能性が高まります。

ただし、複数の買取業者に査定を依頼するのは手続きも都度必要になるため大変です。そこでおすすめなのが、車一括査定。なかでも楽に高く売れて便利なのが「MOTA車買取」です。

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ローン中の車を売却する際の必要書類

車の売却には、所有者の名義やローンの契約内容によって準備すべき書類が異なります。名義が自分の場合は基本的な書類だけですみますが、名義がローン会社の場合は、所有権解除の手続きが必要となります。

以下で、それぞれのケースについて見ていきましょう。

所有者の名義が自分の場合

車を売却する際に必要な書類は、以下のとおりです。

普通車軽自動車

実印

認印

印鑑登録証明書

車検証

自賠責保険証

自動車リサイクル券

自動車納税証明書

自動車を売る際に必要な書類の多くは、通常車のグローブボックス内に収納されています。車検証をはじめ、リサイクル券、自賠責の証明書などです。

また、税金関係の書類も忘れずに準備しましょう。普通車であれば自動車税、軽自動車の場合は軽自動車税の納税証明書が必要です。証明書が見つからない場合は、事前に買取店に伝えておきましょう。

なお、委任状や譲渡証明書に関しては、通常、販売店側が準備してくれます。

所有者の名義がローン会社の場合

ローンで購入した車は、所有者名義がローン会社になっていることが一般的です。この場合、売却手続きは通常、買取店とローン会社の間で行われ、売主が手続きを直接進める必要はほとんどありません。

ただし、売却額がローン残債を上回らない場合、買取店から「所有権解除」を求められることがあります。所有権解除を行うには、まずローンを完済し、以下の書類をローン会社に提出して申請を行います。

・所有権解除依頼書(ローン会社に依頼する)

・免許証

・車検証

・自動車税納税証明書

所有権解除が承認されると、ローン会社から譲渡証明書や委任状、印鑑登録証明書が送付されます。これらの書類を持参して運輸支局で手続きを行えば、所有権が自分名義に変更され、車を売却できるようになります。

ローン中の車の売却と維持で迷った場合の判断基準

売却と維持で迷った場合は、以下の点を判断基準としましょう。

ローン中の車の売却と維持で迷った場合の判断基準

・ローンの残債がどれくらい残っているか

・まとまったお金がどうしても必要か

・車の使用頻度が高いか

・月々の返済費用や維持費を支払い続けられるか

ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

ローンの残債がどれくらい残っているか

車の売却を検討する際には、まずローンの残債額を確認することが重要です。残債はローン会社から送られる通知や直接の問い合わせで確認できます。

その後、車の査定を受け、売却価格とローン残債を比較しましょう。売却金額で残債を完済できる場合は、売却を進めやすくなります。一方、不足分が生じる場合は、残債の支払いが可能かどうかを考慮して判断しましょう。

まとまったお金がどうしても必要か

ローン中の車を売却するか維持するか迷った場合、まずは、まとまったお金が本当に必要かどうかを冷静に考えましょう。

たとえば、新車購入資金や他の急を要する支払いがある場合には、売却を検討するのも選択肢の1つです。

しかし、単に月々の支払いが負担に感じるだけであれば、無理に売却する必要はないかもしれません。売却額がローン残債に届かず、差額を一括で支払う必要が生じると、かえって金銭的な負担が大きくなるケースもあるためです。

さらに、売却後に再び車が必要になれば、買い替えの費用が新たな負担となります。こうした点を踏まえ、本当に売却が最善の選択かどうかを慎重に見極めるようにしましょう。

車の使用頻度が高いか

車の使用頻度は、ローン残債がある車を売却するか維持するかを判断する際の重要なポイントです。

通勤や買い物などで毎日車を利用している場合、維持を選ぶ方が現実的でしょう。一方、月に数回しか運転しない場合は、税金や駐車場代といった維持費が負担となるため、売却を検討する価値があります。

また、自転車通勤やカーシェアといった代替手段で対応できる生活スタイルであれば、車を手放すことでコストを削減できるかもしれません。ただし、使用頻度が低くても緊急時に車が必要であると感じる場合は、維持する選択が適しているでしょう。

月々の返済費用や維持費を支払い続けられるか

月々の返済費用や維持費を支払い続けられるかは、ローン中の車を売却するか維持するかを決める重要なポイントです。

車を所有する以上、返済に加えて税金や保険料、燃料費などの維持費が発生します。これらの負担が家計を圧迫している場合、売却を検討するのが現実的な選択肢となるでしょう。

とくに、返済と維持費を同時に賄うのが難しい場合には、無理を続けるよりも、負担を軽減する方向で対策を考えるべきです。また、買い替えを検討する場合も、新たな返済額や維持費が増える可能性もあるため、慎重に計画を立てることが重要です。

ローン残債が売却額を上回っていた場合の対応

車の売却時にローン残債が売却額を上回る場合には、以下の2つの対処方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に合わせた選択を行うことが重要です。

方法メリットデメリット

現金で不足分を支払う

・ローンを完全に解消できる

・金利負担がない

・まとまった資金が必要

・突発的な支出への不安が残る

買い替え先のローンに上乗せする

・手元の現金を温存できる

・手続きが容易

・総返済額が増える

・月々の返済負担が大きくなる

・審査が通らない場合もある

自己資金に余裕がある場合は、「不足分を現金で支払う」方法がシンプルでリスクも少ない選択です。一方、資金に余裕がない場合は「買い替え先の車のローンに上乗せする」方法も現実的な解決策といえます。

ただし、ローンに上乗せする方法は支払い総額や月々の負担が増えるため、将来の家計状況を慎重に見極めながら検討しましょう。

ローン中の車を完済するために高く売るポイント

ローン中の車を売却する際には、少しでも高く売るための工夫が必要です。査定額は車の状態や売却のタイミングによって大きく異なるため、ポイントを押さえて準備を進めましょう。

ローン中の車を完済するために高く売るポイント

1. 車をきれいにしてから売る

2. 純正パーツ・説明書・スペアキーを揃える

3. 高く売却できる時期を見極める

4. 車一括査定を利用する

ここでは、車を高値で売るための具体的な方法について解説します。

1. 車をきれいにしてから売る

車を高く売却するためには、査定前に洗車や車内清掃をしましょう。清潔感のある車は、査定士によい印象を与え、買取価格に影響を与える可能性もあります。

高額な費用をかけてまで傷を修理する必要はありませんが、汚れを落とし、見た目を美しく保つことが大切です。手入れの行き届いた車は高価買取につながりやすいため、売却前にできる範囲できれいにしておきましょう。

2. 純正パーツ・説明書・スペアキーを揃える

純正パーツは査定評価を高める要素となるため、たとえサードパーティ製パーツに交換している場合でも、純正パーツを査定時に用意しておくことをおすすめします。

とくに、安全装備などの後付けが難しいオプションは、他の装備に比べて高く評価される傾向があります。また、取扱説明書やスペアキーがないと減額の対象となることがあるため、紛失せずに保管しておきましょう。

3. 高く売却できる時期を見極める

車を高く売るには、需要が高まるタイミングを見極めることが大切です。一般的に、1〜3月や9〜10月の決算期前は中古車販売店が在庫を増やすため、査定額が高くなる傾向にあります。

また、フルモデルチェンジが発表されると旧モデルの価値が下がりやすいことから、その前に売却を進めることもおすすめです。

ただし、高値が期待できる時期を待つ間に経年劣化が進むと、結果的に査定額が下がる可能性もある点に注意しましょう。

4. 車一括査定を利用する

車を高く売却するためには、買取業者1社だけに査定を依頼するのではなく、複数の業者に見積もりを取って比較することが重要です。1社だけに依頼すると、低い査定額で契約してしまうリスクもあるため注意しましょう。

自分で複数業者と交渉するのは手間がかかり、難しいこともあるため、「車一括査定サービス」の利用がおすすめです。車一括査定を利用すると多くの業者に査定を依頼でき、比較することでより高い価格で売却できる可能性が高まります。

とくに「MOTA車買取」では、最大20社が愛車の査定を競い合い、最高額を確認できます。やりとりは上位3社に限定しているため、わずらわしい電話連絡を避けられる点もメリットです。

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ローン中の車を売るときの注意点

ローン中の車を売却する際は、いくつかの注意点があります。契約内容の確認や買取相場の調査など、入念に準備をして進めることが大切です。

以下で、具体的な注意点を詳しく見ていきましょう。

ローンの契約内容は必ず確認しておく

ローンが残っている車を売却する際は、契約内容の確認が不可欠です。多くのマイカーローンでは、ローン返済中でも売却は可能ですが、銀行系のローンでは売却を認めていない場合もあります。

契約書に「完済前売却の禁止」が記載されている場合、残りのローンを完済しない限り、車を売ることはできません。売却を検討する前に契約書を確認し、禁止事項がないかをチェックしましょう。

それでも売却が避けられない場合は、ローンを組んでいる金融機関に相談しましょう。

買取相場を調べて返済計画を立てたうえで売る

売却前に買取相場を調べ、査定を受けることが重要です。高く売却できるタイミングを見極めるために、車の市場価値を把握しましょう。車検前や清潔な状態で売ると、査定額が上がる可能性も高まります。

また、売却後に残債が残る場合は、無理なく返済できるよう返済計画を立ててシミュレーションしましょう。売却金額が残債に足りない場合、追加の資金調達が必要になることもあります。新たな車のローンに残債を組み込む際は、返済総額や金利負担を十分に確認することが重要です。

まとめ

ローンが残っている車でも、適切な手続きを踏むことで売却は可能です。まずは、車の名義が自分なのかディーラーなどなのかを確認しましょう。

個人名義の場合、売却は比較的スムーズですが、ディーラー名義の場合はローンを完済して名義を自分に変更する必要があります。

車の名義変更後、買取業者に売却する際は、買取相場を調べたり、「MOTA車買取」のような車一括査定を利用したりして高値で売ることを目指しましょう。


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