河野太郎前デジタル大臣は1月17日、マイナンバーカードの電子証明書更新に関する説明を自身のXアカウントで投稿した。電子証明書の5年ごとの更新が面倒だとの声が多く寄せられていることを受けた対応だ。
河野前大臣は当該ポストで、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限がカード本体より短い5年となっている理由について、現在使用中の2048ビットRSA暗号の安全性を考慮したものと説明。その上で、2026年の導入を目指す次期マイナンバーカードでは、より強固な暗号方式の採用が決まっていることから、電子証明書とカード本体の更新をどちらも10年に1回で済む形にしたいとの考えを示した。
マイナンバーカードを取得して5年経ったので、マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れて更新しなければならないのが面倒だ、オンラインでできないのかといったご意見が寄せられています。…
— 河野太郎 (@konotarogomame) January 17, 2025
同氏はさらに、自治体への役所の開庁時間延長や土日開庁の要請、全国の郵便局で電子証明書の更新を可能とする取り組みなど、更新手続きの利便性向上に関する施策を紹介。「マイナンバーカードの利便性の向上と本人確認の道具としての確実性の両方をしっかり担保できるように、政府一丸となって努めてまいります」と述べている。