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メタ、次世代スマートグラス「Orion」開発表明 iPhone登場に匹敵する衝撃との声も

2024年09月26日 10時45分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

 メタは9月25日、開発者会議「Meta Connect 2024」で、次世代のARスマートグラス「Orion」を発表した。マーク・ザッカーバーグCEOはOrionを「世界で最も高度なグラス」と呼び、10年の開発期間を経て実現した画期的な製品だと強調した。

 Orionは、従来のスマートフォンやコンピューターの枠を超えた新しいコンピューティング体験を提供することを目指している。100g以下の本体に、広視野角ディスプレー、AI処理能力、カメラ、センサーなどを搭載し、実世界に3D映像を重ねて表示することができる。

 また、音声入力や、視線追跡、手の動きに加えて、手首に装着するリストバンドで筋電図(EMG)を検知する「ニューラルインターフェース」による操作も可能とした。

 デモンストレーションでは、複数のウィンドウを空中に浮かべてWebブラウジングやメッセージのやりとりをしたり、他のユーザーと3Dゲームを楽しむ様子を紹介した。MetaのAIアシスタントと連携し、ユーザーの視界を認識して情報を提供することもできるという。

 ただし、Orionは現時点で一般販売の予定はなく、開発者向けのプロトタイプとして位置付けられている。

 SNS(X)では、OrionをiPhoneの登場に匹敵する革新的な製品だと評価する声も上がっている。メタは今後、量産によるコスト削減などに取り組み、数年以内に消費者向け製品の発売を目指すとしている。

 

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