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ミレニアル世代を対象に「睡眠」に着目 ユーグレナと共同で健康経営の検証を実施

 株式会社ブレインスリープは2023年4月25日、株式会社ユーグレナと共同で、異業種連携によるミレニアル世代の働き方改革推進コミュニティ「Millennial Innovation for the Next Diverse Society(MINDS)」が推進する睡眠に着目した健康経営の検証サポートを実施すると発表した。

 取り組みの背景として、厚生労働省による「令和3年度 健康実態調査結果の報告」によると、「睡眠に不安を抱えている人の割合」は国民の約8割ともいわれる。ブレインスリープは「MINDS」が健康経営における睡眠の重要性を検証する取組みの実施にあたり、サポートに至ったという。

 検証では、参加者が検証期間中、睡眠改善行動に取り組み、睡眠改善行動の実施前後での睡眠状態を比較。睡眠状態の評価は、ブレインスリープが企業に提供する健康経営サービス「睡眠偏差値for Biz」および「ブレインスリープ コイン」を使用して実施する。

 睡眠改善行動は、睡眠の質向上への影響が期待される「睡眠習慣」と「食事習慣」、「運動習慣」の3つのグループに分けて比較検証する。

「睡眠偏差値」は、睡眠習慣や睡眠負債など睡眠状態を直接判定する項目や、生産性やストレスの程度、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクなどをトータルにスコアリングする手法。「睡眠偏差値」では、睡眠についての自覚症状や睡眠習慣を含む主観的評価を定量化する質問群を作成し、偏差値として数値化。日本人全体の中での相対的な睡眠状態を把握する。現在はNTT東日本をイノベーションパートナーに、企業向け健康経営サービス「睡眠偏差値for Biz」を展開中だ。

「ブレインスリープ コイン」は、睡眠研究をもとに独自開発したアルゴリズムを採用し、睡眠研究で利用されている技術を応用している。これまで睡眠計測デバイスでは把握できなかった「睡眠ステージ(睡眠の深さ)」、「寝姿勢」、「いびき/環境音」、「寝床内温度(布団の中の温度)」を明確化する。「睡眠ステージ」では、「目覚めた状態」「レム睡眠」「浅い睡眠」「深い睡眠」の4つの深度に分類。時間を可視化する。日々の睡眠スコアや質、睡眠習慣により「スリープコイン」が貯められ、クーポンやサービスに交換もできる。

「MINDS」はキリンホールディングス、乃村工藝社、日本マイクロソフト、Panasonicなど22社が参加する異業種連携によるミレニアル世代の働き方改革コミュニティ。本検証では、「MINDS」が実施主体となり、ブレインスリープが効果検証を支援し、ユーグレナは睡眠改善行動における商品提供を行う。

 

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