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東芝レグザ4Kチューナー内蔵テレビは買いなのか M520Xレビューで検証
2018年07月06日 19時30分更新
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本日は、ASCII倶楽部で2018年6月30日に公開した「東芝レグザ4Kチューナー内蔵テレビは買いなのか M520Xレビューで検証」を紹介します。
今年の12月1日にBS/CSで開始する新4K・8K放送。今春発売された薄型テレビは、いずれも新4K放送への対応をアピールしており(8Kは非対応が多い)、将来発売される対応チューナーを接続すれば放送を視聴できる。
具体的に言えば、HDMI入力が4K/60pに対応しており、放送で採用される「HLG」方式のHDR映像にも対応しているということ。
肝心の新4K・8K放送チューナーは、放送がはじまる直前の年末に発売が予定されているが、東芝、そしてシャープ、ピクセラは、早くも新4K放送チューナーの開発を表明。試作モデルを公開している。
すでに新4K・8K放送に対応したアンテナやブースター、伝送ケーブルなどについては、すでに昨年あたりから発売がはじまっており、肝心の薄型テレビやチューナーが登場することで、いよいよ視聴環境の準備が整うことになる。
ここで注目したいのは、多くのメーカーの今春モデルが新4K放送に対応はするもののチューナー自体は内蔵していないのに対し、東芝「レグザ」の春モデルだけが新4K放送チューナーを搭載している点。
なぜ、東芝のみチューナー内蔵モデルを発売できたのだろう? そして、チューナー内蔵モデルは今買うべきなのか、実際の製品の詳細も含めて見ていく。
放送受信用ICを後付けとすることで
チューナー内蔵を可能としたレグザ
そもそも新4K・8K放送のためのチューナーの発売は、おそらく10~11月の放送開始直前になる予定だが、その理由を説明しよう。
前述の通りチューナー自体はほぼ完成しているのだが、問題になるのはコンテンツ保護や有料放送などで契約者だけが放送を受信できる仕組みを管理する技術。つまり、現行放送で採用されている「B-CAS」カードの代わりになるものだ。
新4K・8K放送では、新たに「ACAS」(Advanced Conditional Access System)と呼ばれる方式が採用されるが、ACASとB-CASの最大の違いは、同梱のカードを挿入するのではなく、カードに内蔵される放送受信用ICをテレビ自体に内蔵するということ。このため、ユーザーとしてはカードを挿入する手間がなくなる。
だが、この放送受信用ICが量産され、各メーカーに向けて出荷されるのは、今秋以降とされている。このチップが実装できなければ、チューナー自体が完成していても製品として発売できない。
ところがここに抜け穴がある。放送受信用ICの出荷スケジュールがタイトなので、メーカーの開発スケジュールによっては、年末の発売に間に合わない可能性も生じる。
このため、基本的には製品内に実装されることが目標だが、業界の取り決めで「2019年度内までは暫定的にICカード形式(後から追加する方式)も認める」ことになっている。東芝はこれを利用したわけだ。
つまり、東芝はICチップ(ユニット)を後から追加することを前提に新4K放送チューナーを内蔵しているというわけだ。
続きは「東芝レグザ4Kチューナー内蔵テレビは買いなのか M520Xレビューで検証」でお楽しみください。
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