自作虎の巻こと“ジサトラ”は、その名のとおり自作PC大好き集団。筆者も、自作について調べてもわからないことは、彼らに聞けば一発で解決するくらい、知識豊富な精鋭がそろっている。そんなチームの一員であるジサトライッペイは、悩んでいた。
悩みとは、「ASCII編集部の若手の自作スキルを向上させたい」ということだ。
ジサトライッペイ教官、愛(鬼)の指導
若手編集部員ラッキー橋本が自作に再挑戦
ジサトライッペイが私のもとに来たのはとある日の夕刻。神妙な面持ちの彼からこう言われた。
「ねえ、最近パソコン組んだ?」
私は、そろそろマザーボードとCPUを買い替えようかなと思っていたのでそう告げると、ジサトライッペイは「そうか、不合格だな」とつぶやいて私のもとを去っていった。そして、次に彼が向かった先にいたのは、ラッキー橋本。動画班でバリバリ編集などをこなしている若手編集部員で、昨年PCゲームをするためのパソコン自作に挑戦した。。編集部で初めて自作するということで、ジサトラチームも目を輝かせて様々なアドバイスを送っていたのだが、そこにジサトライッペイは疑問を感じていたのだ。
果たして彼は再び自作できるのだろうか。あのとき教えた知識を覚えているだろうか。そして、自作への愛情は残っているのだろうか。ジサトライッペイは私にした質問をラッキー橋本にも投げかけた。
「ねえ、最近パソコン組んだ?」
すると、ラッキー橋本はこう答えた。「え、組んでないですよ。一度組んだパソコンありますから! イッペイさんもみてたじゃないですか~」
一瞬、ジサトライッペイの目がキラッと光った(ように見えた)。
ジサトライッペイ:え、でもそれってCore i7-4770とか、GeForce GTX 780とかだよね? 最新パーツに興味ない?
ラッキー橋本:えー、いいですよ~。だって動きますもん。
ジサトライッペイ:……こいつにしよう。
ラッキー橋本:え? 何がですか? え、あ、僕どこに連れていかれるんですか~?
こうしてラッキー橋本はジサトライッペイに連れ去られていった。面白そうだったので、あとを追うことにした。
最新パーツが揃い踏み、パソコン工房の自作PCキット
ジサトライッペイがラッキー橋本を連れてきた先には、パソコン工房で販売中の自作PCキット「UNITCOM Amphis KIT MD51」が用意されていた。人気バトルロワイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」を快適にプレーするのにオススメという。
なお、OSは付属しておらず、購入時にカスタマイズでの追加が必要。また、インストールには別途光学ドライブかUSBメモリーが必要となる。そのほか、メモリーとビデオカードは別メーカーになる可能性がある。
ラッキー橋本:なんですかこれ。
ジサトライッペイ:パソコン工房で販売している自作PCキットだ。今日はこれでラッキー橋本君に自作してもらう。