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【iPhone 8/Xの料金まとめ】3キャリアの端末価格を解説

2017年09月17日 12時00分更新

文● 二子/ASCII編集部

iPhone 8/iPhone 8 Plus

 全面ディスプレーにホームボタンの廃止、顔認証のFace IDなど、すべてが新しくなったiPhone X。iPhone 7/iPhone 7 Plusの延長線上にありながらも、背面にガラス素材を採用したことによるデザインの変化やワイヤレス充電への対応が特徴のiPhone 8/iPhone 8 Plus。

 後者についてはすでに予約が始まったとは言え、実際に購入するのはじっくりと端末価格や料金をチェックしてからという人も多いだろう。そこでASCII.jpでは数回に渡って、端末価格、料金プランや特典、アップグレードキャンペーンの詳細など、キャリア別に情報をまとめていく。なお、キャンペーンなどが随時追加されることが予想できるので、あくまで執筆時点の情報としてご理解いただきたい。

 まず1回目は端末価格について解説する。

キャリアより数千円安いSIMフリー版
昨年iPhone 7を買っているなら端末だけ購入もあり

 まず、SIMフリー版の価格から。後述するキャリアと比べて、数千円安くなっている。格安SIMと組み合わせる、1年前にキャリアからiPhone 7を購入していて、月々の割引がまだ残っているということなら、端末だけSIMフリー版を購入するという手もある。

(税込) 64GB 256GB
iPhone 8 8万5104円 10万3464円
iPhone 8 Plus 9万6984円 11万5344円
iPhone X 12万1824円 14万184円

いっそのこと格安SIM+SIMフリーiPhoneにするという手も!

iPhone 8 64GBモデルで実質1.8~3万円
64GBモデルになったぶん、ちょっと高めに!?

 つづいてはキャリアの端末価格について、iPhone 8とiPhone 8 Plusで別々に表を作成している(ドコモのみiPhone Xの価格も発表している)。実際には割賦で購入する例も多いだろうが、一括払い時と支払総額は原則同じだ。実質価格は毎月の利用料金からの割引(ドコモ「月々サポート」、au「毎月割」、ソフトバンク「月月割」)を最大24回、フルに適用したものだ。

 また、実際の店頭では、それまで使っていたiPhoneを下取りに出した金額を差し引いたものを、実際の負担額として表示しているケースもある。

各キャリアのiPhone 8の端末価格

(税込) ドコモ/iPhone 8
新規/機種変更/MNP
64GB 256GB
端末総額 8万8776円 10万6920円
月々サポート 5万7024円(2376円×24回) 5万6808円(2367円×24回)
実質価格 3万1752円(1323円×24回) 5万112円(2088円×24回)
(税込) au/iPhone 8
MNP 新規/機種変更
64GB 256GB 64GB 256GB
端末総額 9万1440円 10万9680円 9万1440円 10万9680円
毎月割 7万3560円(3065円×24回) 6万4080円(2670円×24回)
実質価格 1万7880円
(745円×24回)
3万6120円
(1505円×24回)
2万7360円
(1140円×24回)
4万5600円
(1900円×24回)
(税込) ソフトバンク/iPhone 8
新規/MNP 機種変更
64GB 256GB 64GB 256GB
端末総額 9万4320円 11万2560円 9万4320円 11万2560円
月月割 7万7040円(3210円×24回) 6万7440円(2810円×24回)
実質価格 1万7280円
(720円×24回)
3万5520円
(1480円×24回)
2万6880円
(1120円×24回)
4万5120円
(1880円×24回)

各キャリアのiPhone 8 Plusの端末価格

(税込) ドコモ/iPhone 8 Plus
新規/機種変更/MNP
64GB 256GB
端末総額 10万440円 11万8584円
月々サポート 5万6808円(2367円×24回) 5万6592円(2358円×24回)
実質価格 4万3632円(1818円×24回) 6万1992円(2583円×24回)
(税込) au/iPhone 8 Plus
MNP 新規/機種変更
64GB 256GB 64GB 256GB
端末総額 10万3200円 12万1680円 10万3200円 12万1680円
毎月割 7万3560円(3065円×24回) 6万4080円(2670円×24回)
実質価格 2万9640円
(1235円×24回)
4万8120円
(2005円×24回)
3万9120円
(1630円×24回)
5万7600円
(2400円×24回)
(税込) ソフトバンク/iPhone 8 Plus
新規/新規 機種変更
64GB 256GB 64GB 256GB
端末総額 10万6080円 12万4560円 10万6080円 12万4560円
月月割 7万7040円(3210円×24回) 6万7440円(2810円×24回)
実質価格 2万9040円
(1210円×24回)
4万7520円
(1980円×24回)
3万8640円
(1610円×24回)
5万7120円
(2380円×24回)

各キャリアのiPhone Xの端末価格

(税込) ドコモ/iPhone X
新規/機種変更/MNP
64GB 256GB
端末総額 12万5064円 14万3856円
月々サポート 5万6592円(2358円×24回) 5万7024円(2376円×24回)
実質価格 6万8472円(2853円×24回) 8万6832円(3618円×24回)

 ドコモはMNPへの優遇策を限定的にしており、新規/機種変更/MNPで実質価格は同じ。そこから数千円安価になったのが、au/ソフトバンクの実質価格で、auはMNP、ソフトバンクは新規/MNPについて、毎月の割引を増やして、さらに実質価格が1万円弱下げられている。

ソフトバンクの「半額サポート」は
どういう仕組みで半額になる!?

 今年のソフトバンクは「半額サポート for iPhone」として、2年後に新iPhoneに機種変更した場合、実質的な端末価格(月々の支払い)が半分になるというプランをアピールしている。

単純に端末代金が半額になるわけではないので詳しく内容を見ていく必要がある

 この中身を見ていくと、まず端末の割賦期間が従来一般的な2年から、倍の4年になり、毎月の割賦代金と月月割がともに半分になる(なので月々の支払いも半額に)。

 そして2年後にソフトバンクのiPhoneに乗り換えると、割賦の残債の支払いが不要になるわけだが、そのためには旧端末が回収されるとともに、あと2年残された毎月の割引も消滅する。

 つまり、これは2年使った旧端末を1~2.5万円程度で下取りに出すことを意味し、しかもその機種変更時に再びソフトバンクに契約することが、(割賦の残債がまだ半分残っているため)心情的にほぼ決まることになる。なので、従来と同じ24回払い(もしくは一括払い)か、「半額サポート for iPhone」で48回払いかは慎重に選んだ方がいいだろう。

「半額サポート for iPhone」では4年/48回の分割払いとなり、25ヵ月経過以降に機種変更した際に残債が免除される。ただ、その際にそれまで使っていたiPhoneは回収されるので、下取りに出したのと同じだ

 このような将来的な機種変更時の優待をうたうキャンペーンは他キャリアも展開しているが(ドコモは「機種変更応援プログラム」、auは「アップグレードプログラムEX」)、実質的にユーザーの囲い込み策と言えるもので、実際にオトクかどうかは複雑で理解しにくいうえに判断が難しい。アップグレードキャンペーンについては、別途詳しく解説予定だ。


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