ニュースサイトやウェブメディアの長文記事の中には、複数ページにまたがって表示されるものがある。読者は1ページ目を読み終わったら「次へ」をタップし、2ページ目以降も同じようにタップしながら読み進めているはずだ。
それでも読めないことはないが、毎回読み込むのもどうも面倒な感じがする。次ページへタップする一瞬の手間もなくなれば、さらに快適だろう。実はiPhoneのSafariアプリでは、数ページに渡る記事を分割せずに、一画面で読むことが可能だ。
Safariで長文記事のページを開くと、アドレスバーの左端に4本の横線が入ったボタンが現れ、アドレスバーに一瞬「リーダー表示を使用できます」と表示される。
「リーダー表示」とは、主にテキストの多いウェブページで使用できる特殊なレイアウト表示機能のことだ。リーダー表示ボタンをタップすることで記事以外の要素が排除され、メインテキストとそれに関連した画像だけが抽出される。シンプルな画面となるため、コンテンツに集中したいときに便利だ。
よく見ると、ページの境目には「○/○ページ」と表記されており、分割された記事がまとめて一画面で読めるようになっている。1ページ読み終わる度に次ページへジャンプする必要がなくなるうえ、続きが自動的に読み込まれていくので、記事の閲覧が非常にスムーズだ。
また、ページ上部にある大小の「A」ボタンをタップすれば、文字サイズを11段階で調整できる。完全なページに戻るには、再度リーダー表示ボタンをタップすればOKだ。
なお、記事の文字数が少ない場合など、ウェブページによってリーダー表示ボタンが表示されないときはこの機能が使えない。ウェブメディアやニュースサイトなどの長文記事で大活躍するTipsだ。