日本マイクロソフト独自の社章
日本マイクロソフトには社章がある。
これは、2011年10月から、全社員へ配布。2012年10月には、マイクロソフトのロゴ変更に伴い、新たな社章へと変更しており、正式採用からまもなく2年を経過することになる。
社章の着用は義務づけられているわけではないが、記者会見や同社主催のイベントといった公式の場、日常の営業活動において、多くの社員が社章を着用している姿を見かける。社員の間には広く定着しているといえよう。
実は、この社章は、日本マイクロソフト独自のものであり、米本社を含めて、海外の現地法人にはないものだ。
2011年2月に、設立25周年を迎えた同社が、マイクロソフトから日本マイクロソフトへの社名変更、新宿から品川への本社移転にあわせて、樋口泰行社長肝いりのもとに製作したものだ。
2011年2月時点では、樋口社長が着用する「試作品」だけだったが、半年間をかけて、素材、質感、デザイン、色などの面で細かい修正を加えて完成させたという経緯がある。
樋口社長は、「日本マイクロソフトが目指しているのは、日本に根差し、日本のお客様やパートナー様から信頼され尊敬される企業。社章を1人ひとりが身にまとうことで、短期的ではない、表層的ではない、そして単発的ではない、日本マイクロソフトとしてのコミットメントを力強くアピールしたい」と、社章に込めた想いを語る。
バルマーCEO、ターナーCOOが着用
最近、この社章の取り組みにおいて、ふたつの出来事があった。
ひとつは、米本社の幹部がこの社章を積極的に着用する動きがみせている点だ。
今年5月23日に来日したスティーブ・バルマーCEOは、報道関係者を対象にした講演において社章を着用。7月8日から、米国テキサス州ヒューストンで開催された「Microsoft Worldwide Partner Conference 2013」においては、同社ナンバー2となるケビン・ターナーCOOが、やはりこの社章を着用して講演を行なった。
さらに驚くべきは、先ごろ発表された新組織への変更にあわせて、米本社のリーダーシップチームの経歴や肩書き、写真が一新されたが、この中でターナーCOOは、この社章をつけた写真を掲載。今後、ターナーCOOの公式写真には、日本マイクロソフトが作った社章を身に着けたものが採用されることになる。
もともと米本社のVIPが来日した際に、日本マイクロソフト側から社章を手渡すということは何度も行なわれており、日本国内だけでなく、海外でも着用する幹部社員もいた。なかでもターナーCOOは、この社章がいたく気に入ったらしく、常用することを日本マイクロソフト側に伝えているという。実際、最近のターナーCOOは社章を付けて公の場に出席することが多い。
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