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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第19回

イエデンワレビュー エクストリーム編

エクストリーム・イエデンワ! スカイツリーに登頂成功!

2012年04月25日 12時00分更新

文● 林 佑樹

旅のお供に最適なイエデンワ

 前回の記事から長く時間が経過してしまったが(関連記事)、今回はイエデンワの正しい使い方を伝授したい。イエデンワ本体の詳細については、前回の記事を読んでほしい。カンタンにいうとイエデンワは、固定電話型PHSで、ACアダプターだけでなく、単三電池4本による長時間駆動も実現しているため、ケータイ(フィーチャーフォン)やスマホと同様に持ち歩くこともできるし、配線不要なので、東京都三鷹市のように緊急時の連絡手段として導入している例もある……というPHS端末だ。

クールなモバビリティを備えるイエデンワ

 また、ウィルコムも災害によって他の通信手段が使いにくくなった場合は、全国554ヵ所のウィルコムプラザに設置されているイエデンワを開放すると発表している。

 ちなみに、TwitterなどのSNSではイエデンワとともに旅をする写真が散見されるばかりか「#旅するイエデンワ」なるハッシュタグも存在する。北九州にはイエデンワサークルもあるようで、絵に描いたような静かなブームが起きている。そんなディープなファンたちに負けじと、筆者もイエデンワと共にエクストリームなお出かけをしているので、その様子をお伝えしよう。メインディッシュのスカイツリーでイエデンワは最後に。

まずは“マナーモード”を設定する

 お出かけ時に大切なのはマナーモード。もちろん、イエデンワもボタン一発ではないが、マナーモードに対応している。矢印ボタン下を押すとボリュームを0にできるので、お出かけ前は忘れずに。また、操作音も設定から無音にできるため、クールに持ち歩くなら必須の設定だろう。

 そして、留守電機能をオン。イエデンワにバイブレーション機能はないので、だいたい移動中は着信に気がつかない。少なくとも筆者は一度も気がついたことがない。なので、重要な連絡なら留守電に残してくれるだろうという、先方の優しさに期待するためだ。

操作キーの下を押していくと、無音の状態にできる

設定の「オトセッテイ」から、操作音をOFFにできる

「オトセッテイ」に入ったら「キーソウサオン」を選択

「OFF」に変更すれば無音状態になる。通な操作方法は、設定に入ったら「552」とプッシュ!

なお、面倒な場合は電源スイッチをオフでもいい

ASCII.jp編集部での様子

 まずは編集部で原稿作成マシーンになっているときの様子から紹介しよう。だいたい勝手に出没して、勝手にデスクで環境を構築して原稿を作成しているのだが、スマホに着信があると、どうにもメモが取りにくい。やはり、受話器は必要なのだ。そのため、まず最初にイエデンワを設置。

 なぜか、編集スエオカ氏からは、すぐ近くにいるというのに、イエデンワへの着信がある。同氏曰く「だって、編集部にPHSユーザーいないんだもん! PHS間の無料通話したいんだもん!!」とのこと。あ、そう。

編集部の机に設置したイエデンワ

なんとなく、編集部入口の電話と入れ替えてみるも違和感のないイエデンワ

ビジネスフォンと見比べると、妙にかわいく見えるイエデンワ

取材先で泊まったホテルでも、いつも通りのイエデンワ

お店でも堂々とイエデンワを設置

 ケータイ・スマホユーザーともに、お店で着席したら、テーブルに端末を置くという人は多いだろう。もちろん、イエデンワもPHSなのでその資格がある。狭いテーブルだとやたら面積を占有してしまう点と、高い確率で店員さんに奇異の目で見られてしまうところがネックだろうか。ただ、筆者のようによく利用するカフェで何度も設置していれば「ああ、またか」とご理解してくれるので、まったく問題ないといっていいだろう。

行きつけの居酒屋で設置。すっかり大将は慣れてしまっているので、なにも言わない。どちらかというとお客さんが「何あれ」と気にすることが多いイエデンワ

慣れてくると、たまたま立ち寄ったお店で取り出しても気にならなくなるイエデンワ

新しいiPad発売時の行列取材時でも、現地連絡手段のイエデンワ

ケータイにSMSを送ってみよう(※一方通行)

 イエデンワは、ライトメールには非対応だが、NTTドコモのショートメールサービス(090-310-1655)を利用することで、ドコモ回線に対して半角で最大50文字、全角25文字までのメッセージを送ることができる。

 メッセージは「ベル打ち」。おもに昭和世代が懐かしいなぁと思う方法で行なう。メッセージの送信はできるのだが、相手からの返信はできないので、一方的な送信になる。

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