FancyFrontierの開催とほぼ時を同じく(関連記事)、台北の国際展示場「台北世界貿易中心」で、“台北国際電玩展”(台北ゲームショウ)が開催されていた。
9月に幕張メッセで行なわれる日本の東京ゲームショウに比べると、開催規模は非常に小さいものの、会場の熱気は近年の日本のゲームショウ以上の熱気で溢れかえっていた。
台北ゲームショウは、東京ゲームショウと比べて、コンシューマゲームとオンラインゲームの比率が逆転しており、オンラインゲームのメーカーが中心だった。これは同国のゲーム事情にも関係しており、同イベントに出展しているゲームメーカーのスタッフによると、「台湾のゲームはオンラインゲームが中心となっていて、コンシューマ、特に据え置き機でゲームをプレイする人口は少なく、また国内にコンシューマ用のゲームを開発するソフトベンダーもほとんどなく、コンシューマゲームは海外からの輸入タイトルに頼っているため」とのこと。
上記のような理由から、出展ブースの7割以上がオンラインゲームのサービスを提供するメーカーとなっており、コンシューマゲームソフトベンダーは、マイクロソフトやソニー・コンピュータエンタテインメントといったハードメーカーのブース内で、台湾で販売を予定しているタイトルの展示を行なう程度に留まっており、ソフトベンダーによる出展は確認できなかった。
出展ブースの内容は、体験プレイ用の試遊台とステージから構成されており、日本のゲームユーザーにもお馴染みの作りとなっている。試遊台でプレイすると販促用のノベルティがもらえるのも日本と同じだが、以前と比べて小型のノベルティを配布するブースが増加傾向にある日本に対して、台北ゲームショウは派手で目立つ大物ノベルティを用意しているブースが多かった。筆者が到着した昼過ぎの段階で、両手いっぱいにノベルティを抱えた来場者の姿も見られた。
ステージで行なわれるステージイベントも日本のものとは違っており、来場者やゲームのプレイヤーが主体となるステージが中心で、日本のようにタレントやゲームクリエイターによるトークショーなどはあまり行なわれていなかったようだ。
また、日本にはないステージイベントして、各社のコンパニオンによる“ノベルティグッズのバラマキ”がある。基本的にはブース周辺の通路で来場者たちにパンフレットなどを配布したり、試遊台コーナーでプレイ方法を教えたり、プレイを終えた人にノベルティを渡しているコンパニオンたち。そんな彼女たちが、30分から1時間に一度くらいのペースでステージに集まり、写真に撮られるためにポーズをとったり、ダンスを披露したり、さらにステージ前へ集まった人たちに、ノベルティやゲームのインストールディスクなどを投げたりしていた。
日本ではなかなか見られない行為だが、台湾では当たり前の光景らしく、古き良き日本の棟上の餅撒きよろしく、コンパニオンたちは気前よくノベルティを配布していた。
ちなみにコンパニオンの衣装だが、東京ゲームショウとは違い、セクシーなものが多かったように感じられた。そんなセクシーなコンパニオンたちを、拙い語学力を駆使して激写してきたので、ご覧頂きたい。
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