本特集では、主にAndroid搭載のスマートフォンを紹介してきたが、最近ではタブレット型端末にも注目が集まりつつある。中でも一番の話題がドコモから登場したばかりの「GALAXY Tab」だ。
7インチ液晶(画面解像度は600×1024ドット)というネットブック並のディスプレイを搭載し、画面の見やすさと携帯性の高さを兼ね備えている。今回はこのGALAXY Tabの魅力をじっくり見ていこう。
手にしたときのバランスの良さはピカイチ!
電子書籍をもっと読みたくなる
電子書籍という言葉をよく耳にするようになった。筆者の周辺のスマートフォンユーザーにも、電子書籍に注目する人が増えている。というわけで、筆者も早速通勤電車に揺られながら愛用のスマートフォンで電子書籍を読んでみた。
ところが自分が40代半ばのオジサンでもあるせいか、スマートフォンの小さな画面だと目がショボショボしてかなりツライ。かといってあまりに大きな端末だと、今度は腕が疲れて肩が凝ってしまい、片道30分の電車通勤にすら耐えられなくなってしまいそうだ。
電子書籍だけじゃない。ウェブサイトや地図の表示だって同じだ。画面はできる限り大きく、でも本体は軽量コンパクトで普段から持ち運びしやすくあってほしい。ワガママなのはわかっているが、それが理想的な端末の姿である。
そんな相反する要素を同時に満たしてくれる端末なんてあるわけないじゃんと、あきらめかけていた筆者を見かねて、ASCII.jp編集部が送ってくれたのが「GALAXY Tab」というわけだ。
GALAXY Tabはドコモが11月26日に発売したばかりのタブレット端末である。7インチの高解像度液晶(600×1024ドット)に加えて、最新のAndroid OS 2.2や1GHz動作のパワフルなプロセッサーを搭載。さらに通信速度下り最大7.2Mbps、上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードや無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)にも対応し、自宅でも外出先でも快適なウェブブラウジングが可能となっている。
もうひとつ注目すべきスペックが、4000mAhという大容量内蔵バッテリーの存在。GALAXY Tabはタブレット型端末ながら、実はケータイとしての通話も可能。その待受時間はなんと最大約1600時間というから、一般的なケータイの3~4倍のスタミナがある。
これほどのハイスペックを、新書とほぼ同じ幅約12cm、高さ約19cm、薄さ約12.1mmのコンパクトボディにおさめたドコモとサムスン電子には単純にエラい! と感じてしまった。
そんな、魅力たっぷりのGALAXY Tabで、さっそく電子書籍を読んでみた。筆者のファーストインプレッションは、
「な、ナニ? このバランスのよさは!?」
というもの。
GALAXY Tabの重量は約382g。実際に持ってみると、見た目よりもずっと軽く感じる。片手で軽々と持てるほどコンパクトなのに、文字が大きく読みやすい! 目を凝らさなくても、文字がスッと目に飛び込んでくる。
ページをめくる際も紙の本なら両手が必要だが、GALAXY Tabなら片手で持って指1本でページがめくれる。操作感がとてもシンプルかつスムーズだ。そもそも文字の読みやすさと携帯性を、ここまで両立したタブレットがこれまでに存在しただろうか? 筆者も色々なタブレット端末を使ってきたが、正直初体験である。
またドコモのアプリストアである「ドコモマーケット」では「電子書籍トライアルサービス」が展開されており、2010年12月27日までの期間限定で雑誌や書籍、コミックなど60冊以上ものコンテンツをアンケートに回答すれば、無料で試し読みできる。とにかくこの端末で電子書籍を読みまくるつもりだ。
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