やっと父と、知り合うチャンスを得た
アクション映画『トゥームレイダー(TOMB RAIDER)』の主演女優、アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)が10日、来日して記者会見を行なった。
アンジェリーナ・ジョリー |
アンジェリーナは1975年生まれの26歳。2000年に映画『17歳のカルテ』で、アカデミー助演女優賞を受賞した。父親は俳優のジョン・ボイト(Jon Voight)で、今回の映画では親子の役で共演している。また、1999年の映画『狂っちゃいないぜ』で共演した俳優のビリー・ボブ・ソーントン(Billy Bob Thornton)と2000年5月に結婚した。
席につくアンジェリーナ。 |
トゥームレイダーは、英アイドス・インタラクティブ(EIDOS Interactive)社の、パソコンやコンシューマーゲーム機向けの、同名のアクションゲームを映画化したもの。主人公のララ・クロフトを、アンジェリーナが演じる。アメリカでは6月15日に封切られ、最初の3日間で4820万ドル(約59億円)を売り上げた。ストーリーは、美しくてタフな女性、トレジャーハンターのララ・クロフトを主人公として展開する。彼女は、20年前に失踪した父クロフト卿の部屋から、5000年に1度の“グランドクロス(惑星十字配列)”によって強大な力を発揮する秘宝“Holy Triangle”への手がかりとなる時計を見つけた。彼女は父の意思を継いで、謎解きを始める。つづきは実際にご覧を。
テレビカメラの列 |
会見でアンジェリーナは、ゲームのキャラクター“ララ・クロフト”を演じることは「大きなプレッシャーだった」と語った。大勢ゲームのファンが受け入れてくれるように、ゲームのララ・クロフトの仕草などを練習したという。しかし、「この映画の仕事を受ける際には、そんなに人気があるとは知らなかった」という。また、アカデミー賞を受賞したあと、周囲から「仕事を選ぶよう」に言われたが、アンジェリーナは「私はそれが重要なことだとは思わない」。なぜなら、「賞をもらったことで、自分を変えたくなかった」からだという。
撮影で大変だったことについては、「くるぶしの筋を違えて、しばらく杖を突いていたが、プロデューサーに、イメージダウンになるから撮影クルーの前に出るなと言われた」ことや、「氷原で犬を使うシーンで、すごく寒く、また犬も言うことを聞かず」困ったことを挙げた。
フラッシュが激しく光る中、微笑むアンジェリーナさん |
そして、父親のジョン・ボイトとの共演については、「幼いころに両親が離婚して、父とはあまり会えなかった」が、今回共演して「やっと父と、知り合うチャンスを得た」と語った。
(編集部 中西祥智)
ファンサービスは完璧
記者会見後、東京国際フォーラムで映画『トゥームレイダー』のスーパープレミア試写会が行なわれ、アンジェリーナが舞台挨拶を行なった。
アンジェリーナの舞台挨拶 |
アンジェリーナは、「日本に来られてうれしい。映画は作るのが大変だったけれど、とても楽しめる作品に仕上がっています。皆さん、ぜひ楽しんでください」とにこやかに挨拶した。
大変気さくで愛想のいいアンジェリーナは、「アンジェリーナ!」という声援に笑顔で手を振って応え、彼女をひと目見ようと集まったファンを感動させた。会場到着時には、プレゼントを渡そうとした多くのファンにアンジェリーナ自ら近づき、皆から平等にプレゼントを受けとろうとしたため、ファンが押し寄せ大混乱となったほどだ。
常に笑顔でした |
以下、司会者とのQ&A。
また、このスーパープレミア試写会には、多数の芸能人も駆けつけ、鑑賞した。
奥菜恵さん。かなり渋いファッションとサングラスだが…… |
関根勉さんも来ていました |
右はご主人のビリー・ボブ? |
トゥームレイダーは、10月より、全国の東宝洋画系の映画館で上演する。また、ポータルサイト“Excite”では、来日記者会見の模様を、ストリーミング配信する。
(編集部 桑本美鈴)