(株)イメージ アンド
メジャーメントは、同社の主催する“なるほどセミナー'98 Summer
Version”で、3D動画レンダリングソフトの『ElectricImage Broadcast』と『同Animation
System』に対応した、2製品を発表した。
新製品について説明する、イメージアンドメジャーメントの中西重夫氏 |
今回発表されたのは、『Reel Motion』と『Endless2000』の2製品。
『Reel Motion』は、車やバイク、ヘリコプターなどに特徴的な物理的な動きを再現するためのソフト。『ElectricImage』で書き出せるBVH形式など、3D動画のファイル形式で保存されたモデリングデータと地形の凹凸データを入力、ハンドルやアクセルの役割を果たすファンクションキーを押しながら、立体オブジェクトを移動させることで、自動的に、でこぼこ道を走る車のバウンドやスリップなどの動きが再現できる。また、作成したデータをBVH形式などに出力し、『ElectricImage』や『3DStudioMAX』などで編集できる。
『Reel Motion』の実行例。画面右下のメーター類を見ながらキー操作すると、それに応じて飛行機の動きが自動的に再現される |
『Endless2000』は、火・水面・風にたなびく髪の毛など不定形な動きを表現する『ElectricImage』用プラグイン。バンプマッピング(物体の表面に三次元の凹凸模様がある面を貼り付けて、質感を再現する3Dグラフィックの手法)の上にテクスチャーアニメーションを重ねあわせ、複雑な3D物体の動きを再現する。
両ソフトとも現在日本語化が進められており、『Reel Motion』が8月中旬、『Endless2000』が8月末から9月上旬に出荷される。価格は未定だが、それぞれ、15万円と18万円程度になる見込み。(報道局 小林久)
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