現在のノートパソコン市場を牽引しているのは、軽い・小さい・安いの三拍子が揃った低価格UMPC(Netbook)だ。
マシンパワーは非力だが、これで十分と割り切って使う人もいれば、そこがかえってカワイイとばかりにチューニングをカリカリ施すユーザーもいる。皆がいろいろな使い方を試す中で、誰もが絶対に使っているものはなんだろうか? そう、ウェブブラウザーである。
ASCII.jpではこれまで、昨今の高速ブラウザー事情を何度かお伝えしてきた(関連記事)。今回は、Netbookで使うことにフォーカスしてブラウザーを選んでみたい。
試したウェブブラウザーは、「Internet Explorer 8 β2」、「Opera 9.62」、「Safari 3.1.2」、「Google Chrome」に加え、最近発表された「Firefox 3.1 β1」と「Lunascape5 α2」だ。
記事掲載当初、「Firefox 3.1 β2」としておりましたが誤りでした。また「Google Chrome」の画像が異なるものでした。お詫びして訂正いたします(2008年11月12日)
ベースマシンとして選んだのは、ASUSの「Eee PC 901-X」。Atom N270(1.60GHz)、8.9型ワイドディスプレー(1024×600ドット)を搭載する標準的なNetbookだ。
TraceMonkeyの設定にご注意
Firefox 3.1 β1には、最速JavaScriptエンジンとの呼び声の高い「TraceMonkey」が搭載されているが、デフォルトではオンになっていない。
有効にするには、アドレスバーに「about:config」と入力すると表示される項目のうち、「javascript.options.jit.content」の項目を「true」にする必要がある。
なお、デフォルトでTraceMonkeyがtrueになっていないのはまだ処理に不安定なところがあるからだ。ページによってはFirefoxごと落ちることもあり得るので、不都合が起きたら「false」に戻そう。