日本におけるWindows Vistaのイメージはいまひとつである。それは本国であるアメリカでもそれほど変わらないようだ。
米マイクロソフトが立ち上げた「Mojave Experiment」(関連サイト)が話題になっている。被験者に次世代のWindowsと称したOS、Mojaveを体験させて、その感想を紹介するというもの。ブラインドテストによって、製品の本当の価値を伝えるというのが主旨のようだ。
ちなみにMojaveというコードネームは、北米の先住民であるモハービ・モハビ族にちなんで名付けられている。カリフォルニア南部に同名の砂漠がある。
米国版どっきりカメラ?
サイトで公開されている体験者たちの映像は、人の心理をのぞき見る感じで面白い。被験者たちは口を揃えて「その機能の素晴らしさ、便利さ」をほめたたえる。
彼らはみな、Vistaに対して否定的だ。「Vistaの話でいいこと聞かないからね」「クラッシュ! 重い!」「ゼロポイントね」とコメントは辛らつ。それとは対照的に、次世代Windowsと伝えられた「Mohave」に対する評価は大絶賛と言っていいほどポジティブだ。
ストレッチングファンクションについて:
「Veeeryy Coooool! Lovely!」(写真機能にかなり感嘆の様子)
Media Centerのミュージックライブラリーについて:
「なんでこれ今までになかったの?すごいイノベーティブだよね。シック(カッコイイの意)だよ!」
Flip 3Dについて:
「いくつものウィンドウをいつも開いている私にはいいわね。私は整理整頓好きなのよ」
検索機能について:
「そうそう、これくらい簡単に77ページにたどり着きたかったのよ。授業に持っていけるわね」